ウラン残土問題:国などのれんが加工案 湯梨浜町など評価、全撤去へ前進 /鳥取
◇知事も「検討に値する」
日本原子力研究開発機構が湯梨浜町方面地区に放置したウラン残土問題は13日、発覚から18年目にして、住民の悲願だった全量撤去に向けて大きく前進した。小坂憲次文部科学相が「ウラン残土の“負のイメージ”を払しょくする発想の転換を」と指示し、機構と監督官庁の文科省が、残土2710立方メートルをれんがに加工して自社事業所の歩道の舗装に使う計画を立案した。片山善博知事は、加工施設を三朝町の県有地に建設する計画を「検討に値する」と評価、1日5万円の制裁金が課される5月末をめどに同機構へ回答する。【松本杏、田辺佑介】
(以下略)
まず、この様な計画が提案された経緯だが、原子燃料公社(現・日本原子力研究開発機構)が、1956-67年に鳥取県人形峠付近でウランの試掘調査をした際に発生した残土46立方メートルが放置されていることが、88年に明らかになり、埋め立て処理されたが、鳥取県東郷町(現・湯梨浜町)の住民が撤去を求めて最高裁まで係争し、04年に住民側が勝訴したことが、今回の事の発端だ。
低濃度のウランを含む土壌をレンガ化して、原子力研究開発機構が抱える国内10の施設に、そのレンガを再利用させようというのが狙いなのだけど、「ちょっと待て!!」と。
これって、「撤去」を最高裁から指示された訳でしょ?ある意味、立派な産業廃棄物な訳で、産廃は各自治体の首長の認可が無ければ廃棄出来ないようになっている。それを「レンガという製品にしてしまえば問題ない」と解釈したのかどうかは知らないが、安全とは言え、低濃度のウランを含んだ
安全だと言うならば、全く無責任な鶴の一声を出したバカ大臣の責任において、是非、長野で引き取ってもらいたい。その結果、小坂大臣の「次の総選挙における結果」はどうなるか…考えるまでもない分かりきったこと。
是非、大臣の「政治生命」と「自らの命」を掛けて、安全をアピールして頂きたい。それに付き合うバカ(支持者)も同罪…これだけは、ハッキリ言っておく。
大体、住民がウランの不安を感じ、その撤去を求めておきながら、ゴミを県外に搬出されると知った途端、喜んでしまっている該当自治体関係者の人間性も疑ってしまう…ただ、『他所にツケを回しただけ』だろうと。
◆鳥取県・自治体
片山知事
「検討に値するが、もっと早く提案があれば(よかった)。時間がかかり過ぎだ」。
三朝町の吉田秀光町長
「今ある残土は低濃度と聞くので搬入されても不安はない」。
湯梨浜町の山本庸生町長
「町から持って出る方法が見つかったなら喜ばしい。もっと早くに始末してほしかった」。
同町方面地区の近藤明・前区長(57)
「方向性は歓迎するが、撤去が最後まで終わらないと安心できない」。
彼等が抱えていた不安を、全国に飛び火させているだけの事実を理解しているのだろうか。理解しているならば、『ただ形を変えただけ』のウラン残土の完全なる撤去を唱えるのが、筋ってもんじゃないだろうか。
どう考えても、彼らの「言ってる事」と「やっている事」に矛盾を感じてならないのだけども。
今回、この件を取り上げたのには、レンガの搬出先に、幌延の名が挙がっているからなのだけど、自分が小学生の頃は、ここに「高レベル放射性廃棄物処理施設」の建設が取り沙汰されていた。稚内で暮らしていた自分にとって、「幌延」はとても身近な場所で、酪農が盛んな地域でもある。
そのため、学校教員達は、「安全な酪農産品」が失われることを危惧し、小学生の授業の中ですら扱っていたほどの問題だった。
結果として施設は建設されてしまったが、深地層での研究施設にランクを下げることは出来た。
今回の件を受けて、小山敏夫・幌延町助役は北海道新聞(15日夕刊)に以下のようなコメントを出している。
「町としては全く聞いていない。形を変えて全国に搬出する計画のようだが、いくら科学的に放射能レベルが低いとはいえ、普通の建設残土とは違うのだから、住民の理解は得られないのではないか」。
また、同紙には核廃棄物施設誘致反対派である道北連絡協議会・久世薫嗣代表委員のコメントも併記されている。
「基本的には現地で解決するのがスジで、全国に拡散させるのは許されない。低レベルだからいいとはならず、加工工場を含め、広範囲に汚染が拡大する恐れがある」。
歴代の幌延町長は、同町に「核を持ち込ませない」方針を打ち出してきた。だが、堀達也(前北海道知事)は、「核抜き」を条件に研究施設の建設へGOサインをだした…道民の約8割が反対していたにも拘わらず。
その際に、燃開発機構(旧動燃)との間で「放射性廃棄物持ち込み禁止」、「処分主体への施設貸与禁止」、「研究終了後は埋め戻す」ことなどを内容とする協定を締結しているはずだ。
レンガは広い意味で、「放射性廃棄物」に相当すると考えていいだろう。このようなやり方が罷り通れば、「核抜き条件」の意義は薄れていくし、過去の道政の汚点を払拭するには、徹底的に反対する他に道はない。
それでも…と言うならば、先ず文部科学省の内部、大臣の執務室にレンガを敷き詰めて、自らモルモットとなり、人体実験して結果を見てからでなくては、幌延やその他の住民は誰も納得しないだろう。協定すら「無視」するような人間達なのだから。
てか、何で道新WEBに「この記事」が掲載されてないんだ?幌延問題の時は、散々、若手記者を張り込ませてたくせに…裏に何かあるかな?



