2006年11月17日

Nikon D40 発表

 16日、デジタル一眼レフ≪Nikon D40≫が発表された。発売は12月1日予定。

 機能を大幅に制限したエントリーモデルなだけに、個人的予想としては5万円前後と推測していたのだが、実売価格は59,800円(ボディ)だそうだ。


 まぁ、「安い」といえば、確かに安いのだけど、、、


 D40は、これまでのエントリーモデルであるD50よりも、気持ち分軽量化されたのだが、大きく変わった部分…外観では、右上部の液晶パネルが廃止され、背面液晶画面が2.5型へと進化したことくらい。

 大幅に変更されたのは「中身」である。

 従来のどのモデルにも組み込まれていたAFサーボを廃止し、超音波モーターを組み込んだレンズ(AF-S)をしようすることでAF機能を維持しつつ、軽量化に結びつけた。これは、従来のAFレンズには対応できないことを意味し、MFでのみ、使用可能ということになる。

 そのため、12月には、真新しいAF-Sレンズが3本発売される。

 
 ・AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF)
 ・AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II
 ・AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)



 そのAFだが、D50では、中心部にクロスセンサーを持った十字型5点測距であったが、D40では中心部と左右の3点のみに測距点を配置した。D70系、D50系で不評だったファインダー性能だが、D40も同様のペンタミラー方式(視野率95%)を採用しつつも、倍率を0.75倍から0.8倍へと改善している。このあたりは、Nikonの意地みたいなものを感じるが、エントリーモデルを新規で買うユーザーには、分からない部分でもあるだろう。

 上記した右上部の液晶パネル(撮影情報用)だが、その機能は背面の液晶画面に表示されるようになった。絞りやシャッタースピード、露出補正などの数値は、グラフィカルな表示も可能で、個人的には見易いと思うのだが、撮影シーンは常に変化するものだけに、逐一、背面の液晶を確認するのは億劫でもある。コンパクトデジタルカメラからの移行組を意識した表示であり、新規顧客にとっては、そのほうが違和感が少ないかもしれない。


 肝心の撮像素子(CCD)だが、有効画素数は610万画素と従来通り。画像エンジンは、D50やD80と異なった新開発のものを使用とある。だが、プログラムで露出を持ち上げるDライティングや、モノトーンなどの画像処理による機能は、D200やD80と同様の機能が搭載されている。

 ローパスフィルタのゴミ対策として、CCDとの隙間を適度に取り、写り込みを軽減しつつ、帯電によるゴミの吸着を防ぐコーティングを施し、その周囲にゴミを吸着させる素材を使用した。また、作動(メカニカル)ダストを軽減させるため、出荷前に「アタリ」を付けることもされている。
 言い換えれば、超音波などによるゴミ対策はなされていない…ということになるのだが、検証によると、この手のダストリダクションは気休め程度であるという報告もネット上にある。つまり、「完璧ではない」ということなのだが、CCDから落としたダストを処理しなければ再付着するし、落としきれなかったダストに至っては、結局は、CCDをクリーニングしないと落ちないのである。

 最近の流行としてのもう一つの機能が「手ブレ補正」だ。これは、CCDを制御する方式ではなく、レンズ側に設けたジャイロ機構で補正する方式である。本体にこの機能を設けるリスクとは、万が一故障した場合、CCDが適正な位置に戻らない場合もあること。これはレンズ側にも当て嵌まることなのだが、少なくとも、カメラが無事(CCDの位置が適正)であるならば、手ブレ補正の無いレンズを使用しても、正常な撮影が可能であることを忘れてはならないだろう。ボディ側が故障すれば、サービスセンター送りにされている期間は撮影が出来ない…これは、相当な痛手だ…経済的(修理費)にも。


 D80のCMにキムタクを起用し、「質実剛健、硬派なNikonのイメージが…」と思っていたNikonファンも多い。だが、こうやってスペックを紐解いていくと、Nikonのイズムは確実に踏襲されているのだ。

 キヤノンの独り勝ち状態、牙城を崩すには、従来のユーザーが持つNikonのイメージとは違った視点も必要だと思う。顧客が増えれば開発資金も潤沢になり、それはNikonユーザーに還元されるだろう。D40というカメラは、Nikonの理念を思い起こさせる気がしてならない。


 じゃあ、買うのか?と問われれば…





 オイラには「必要のない機材」でもあるのだけど(爆)。


 どうせMFなら、非Aiレンズを使えるようにすれば、あとチョット高くても、マニアには「欲しい一台」になったかも知れないのに…と。


 まぁ、そういった「抜けた」部分もNikonらしさだと思うのだ(^^; 

posted by さすらいの道民@管理人 at 18:40| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 戯言 - ネタとかも - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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