2007年06月23日

想定外?!「恵みの6億円」が一般会計に…多分、それだけじゃ終わらない話に発展する。

 毎日新聞 6月22日付記事 (16時19分配信)

<駐車放置違反金>北海道の「利益」6億超 財政危機に天恵

 昨年6月施行の改正道交法で新設された駐車違反に伴う「放置違反金」の道への納付額が今年3月までで約8億4600万円に上ることが分かった。駐車監視員制度を導入するなどした経費を差し引いても約6億5000万円の「利益」が発生。一般財源の歳入に計上されるため、深刻な財政危機に苦しむ道には天恵となる。
 道警によると、改正道交法では駐車違反をした運転者が反則金を支払わない場合、車の所有者に同額の放置違反金の納付が義務付けられた。改正前までは違反者が反則金を支払わずに「逃げ得」となることもあった。
 道警のまとめで、06年6月以降の1年間で道内の駐車違反取り締まり件数は13万3094件(前年同期比9万7937件増)。放置違反金の金額は車種などに応じて9000円〜2万5000円で、同時期の納付は9万6330件あった。
 改正法施行前は駐車違反や信号無視などで納付するのは原則として反則金だけだった。反則金は国庫にいったん入り、事故件数などに応じて「交通安全対策特別交付金」として都道府県を通じて市町村に分配される。主にガードレールや横断歩道の整備などに使途が限られ、06年度の道内分は総額21億4600万円(前年度比5000万円増)。
 放置違反金が8億円を超えた背景には、06年6月からの1年間で全体の約25%に当たる3万2384件の取り締まり実績を上げた監視員の存在が大きい。
 監視員制度の適用地域は現在、札幌市と小樽市だけ。道警は「放置駐車の改善に大きな効果があることが分かった。今後は他都市にも広げたい」(幹部)と話す。道は函館市への導入に向け、開会中の道議会に予算案を提出しており、10月以降にもスタートさせる方針。【坂井友子】




 味をしめた役人が「この先すること」くらい、簡単に想像つくのが笑えるのだけど、笑ってる場合じゃない。

 駐車違反取締り業務が外注委託される以前、それは警察業務の一部であり、これを含む違反取締りは『形骸化した内規』に則って行われてきた。記事にもあるように、反則金は国庫へ一度納められ、国家予算の枠組みの中に。つまり、国会で国庫の予算(歳入)が決められる訳だから、当然、≪誰かが何処から回収≫してこなければならない。

 巷で言われている『取締りノルマ制』の根拠が、上記の金の流れにあると方々で湧き上がった。だが、警察組織は、「ノルマ」を認めようとしない…その理由が、『形骸化した内規』にある。
 警察は、「取締まりのための取締り」を内規で禁じている。つまり、目的遂行のための権力行使を抑止する意味合いもあるのだうが、速度違反の取締りを見ていると、「隠れてこっそり」スタイルが未だ横行している故、この内規が『形骸化』していると言えるし、これが出来なければ、ノルマの達成は難しいだろう。
 その一方で、警察は「ノルマ」の存在を認めない…その存在を認めれば、『内規違反を犯してまでの取締り』を認めることとなり、自分達の首を絞めることになるし、信頼が失墜すること受け合い。
 外部委託という形で駐車違反の取締りを一般業者が請け負うことになり、警察組織的にはホッとしている部分があるだろう。実際の行動と内規の矛盾から開放されたのだから。


 さて、問題なのは、民間委託によって、金が地方自治体の懐に直接流れ込んでくるという部分。別に、それ自体が悪いことでは無いのだけど、記事を見ていると、役人は「経済効果」だけに目が行っていることが分る…これ、とてもキケンなことで、国がそうしてきたように、各自治体が年度予算案に盛り込んだりすると、請負業者が回収業務に奔走させられる。

 業務に当たる請負業者は「みなし公務員」としての立場にあるのだけど、不測の事態に対する権限は、私人と変わらない。予算案化されることで不測のトラブルに巻き込まれるリスクが高まる可能性は否定できない。

 更には、ノルマに対する実績が一般入札を形骸化させ、業者選択を左右する問題も考えられるし、業者の力関係で談合が行われ、それによって贈賄などの汚職の温床になり兼ねない部分も考えられる。


 市民の目には、「取締りで道路スッキリde赤字解消♪」と映るのだろうけど、そこだけに捉われると肝心な部分を見落とす…他人事などと思わないほうが身のため。







  _、_
( ,_ノ` )y━・~~~  その内、甘言に騙されるのはアナタ…
タグ:北海道 社会
posted by さすらいの道民@管理人 at 08:16| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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