2006年05月30日

腐植質含有温泉(モール温泉) 道内33箇所が認定

 一昔前までは「十勝川温泉だけ…」なんて言われていたけど、専売特許を失った同温泉は、どうやって売り込みをかけて行くのか気になるところ。


 北海道新聞WEB 2006年05月30日付記事(08時26分更新)

“ モール温泉は33カ所 衛生研が道内初調査

 十勝川温泉(十勝管内音更町)に代表され、北海道遺産に選定された「モール温泉」の指標となる有機物の腐植質が、道内三十三カ所の温泉に含まれることが道立衛生研究所(札幌)の調査で二十九日までに分かった。

 「腐植質を含むことを確認したのは大半の施設が初めて」(同研究所)といい、北海道が誇る珍しい温泉を専門機関が科学的にお墨付きを与えた形だ。

 同研究所によると、モール温泉の分布などの調査は全国で初めて。温泉の成分分析は通常、腐植質などの有機物は測定しないが、同研究所は温泉の利活用など研究材料にするため、腐植質などの調査・研究に取り組んでいる。今回は、道内二百五十カ所の温泉を対象にした。

(中略)
 
 平均濃度は一キロ当たり七・三ミリグラムで、千歳市内の温泉が同七十ミリグラムと最高だった。泉質は十勝が単純温泉、石狩は食塩泉と重曹泉、空知は重曹泉、釧路は食塩泉が目立った。

 同研究所は「北海道遺産のモール温泉が、道内各地でゆう出していることが科学的に分かった。未調査の地域でも特有の色をしている温泉があり、今後も調査したい」と話し、温泉王国・北海道の優位性のアピールに期待している。”



 最近、温泉に行ってないので「北のぬくもり」が全く更新できない状態…ここぞとばかりに、「便乗記事を書いてやれ!!」なんてセコイことはチットも思っていませんので悪しからず(嘘)。

 これまで、十勝川温泉だけに見られる泉質と謳われてきた「モール温泉」だけど、道央圏の温泉通やモール泉質を抱える温泉を経営してきた業者にとってはやっと、「美肌の湯」の効能を認めて貰えた形となったと、ホッとしていることだろう。

 恵庭市にあった「キリマンジャロ(現・えにわの湯 恵庭市戸磯397-2)」も、モール泉質による美肌効果でPRしているが、知名度はイマイチだ。
 つまり、十勝川温泉が専売特許的に「モール温泉」の名を使い、効率良くPRしてきたことの裏返しなのだが、今回の調査で、モール泉質の含有量が最も高いのは、十勝川温泉ではなく、千歳市の温泉なんて結果がでちゃったものだから、関係者の中には、「余計なことをしやがって…」くらいのことを思っている人間だって居るかもしれない。


 この「モール温泉」は、北海道遺産に認定されているモノなのだけど、北海道には泥炭地層が多いのだから、当然といえば当然の結果だろう。

 この「泥炭」とは簡単に言うと、地層中にある腐らない植物の層であって、石炭生成の過程途中にあたる。「炭」の字が付くことからも分かるように、乾燥させると燃料となるため、一般的にも利用されてきた特殊な土壌だが、質が悪く、工業用燃料としては利用されなかった。
 世界中の泥炭量は、石油1000億トン分に相当し、燃焼による硫黄分の放出が少なく、クリーンなエネルギーのひとつではあるのだが、その分布は湿地帯に多く見られ、これらを採取することは環境破壊につながり、生態系を崩壊させる原因ともなる。
 また、表土に近い層では、酸素が供給されると自ら醗酵し、時として自然発火して野火の原因ともなる厄介な土壌でもある。

◇参考文献◇

・広島大学デジタル自然史博物館 『ピート(泥炭)の利用』
・日本泥炭湿地保全協会 『湿原の風』 「泥炭湿地の自然はなぜ重要か」
・ウィキペディア 『石炭』


 とまぁ、理科チックなことを並べ立てても興味有る方は少ないだろうし、美肌を求める オバハンや予備軍 婦女子にとっては、「どうでもいいこと」だろうから(汗) これ以上の説明はしないけど、所謂ひとつの…いま流行の、「炭」の効果と考えて貰って結構だろう。

 今回の調査でも、腐植成分を含有しているとされた所は、近くに炭鉱を抱えていた地域が多く、炭鉱の閉山で過疎化著しい自治体には、ひょっとしたら朗報となるかもしれないのが、この調査結果だろう。

 ただ、33箇所も認定されてしまうと、これまで十勝川温泉が享受してきた旨味というものも半減…てことになるだろうけど、考えようによっては、空港や大都市から近い過疎地では、これまで以上の客足が期待できる可能性もあるわけで、あとはPRの仕方や施設の充実度、日帰り客を期待するのか、滞在型観光の中核とするのか、結果の成否は、自治体のやり方次第だ。

 そういった意味では、十勝川温泉は「ひとつのモデル」となるし、一日の長がある。顧客満足度も高い宿泊施設を抱えているだけに、このままで終わるとも思えない。

 結果として、そういった地域の競合が、観光サービスの質の高上に繋がるだろうし、それは頭打ち気味の国内リピーターを増やす得策にも繋がる。
 人が集まる所に、資本は注入されるもの。それは、動物園効果で旭川中心部に活気が戻りつつあるのを見れば一目瞭然であり、「異業種からも学ぶべきことがある」という格好の例ともなる。


 今回「お墨付き」を受けた33箇所の動向は、国内観光に携わる者は注目すべきだろう。
posted by さすらいの道民@管理人 at 18:09| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 北のぬくもり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月12日

天然露天温泉存続に皆様のお力を貸して下さい

以下の記事は、北海道新聞 05年4月12日付夕刊からの抜粋です。

 

ポンプ、配管老朽化

「熊の湯」SOS 送湯量減る一方

 

【羅臼】 源泉から湯を送るポンプが老朽化し、湯量が減っている根室管内羅臼町の名物温泉 「熊の湯」存続のため、地元ボランティアが全国から設備更新の資金を募っている。町民に親しまれ、 夏場には道内外から一日に七百人が訪れる観光名所だが、管理責任者の町は財政難で、予算確保が難しいためだ。

 熊の湯は知床国立公園内、知床横断道路の登り口付近にある露天風呂。一九七八年に町が開設し、 無料で開放している。源泉は百bほど斜面を下った川岸にあり、湯はポンプで湯船へ送っている。このポンプや送湯管が老朽化し、 取り換えが迫られている。

 湯の清掃などを行っている地元ボランティア「熊の湯愛好会」(太田久信会長)は 「ポンプはいつ壊れてもおかしくない。観光シーズンには毎分四十gの湯量が必要だが、今は三十gあるかないか」という。

 ポンプと送湯管などの交換には約三百万円が必要。だが、愛好会の手持ち資金は三年前、 脱衣所整備などのために地元で集めた寄付金の残額二十万円のみで、目標額には程遠い。

 一方で町は本年度、事実上の赤字予算を組んだほどの財政難だ。役場担当者は 「愛好会が自主的に取り組んでくれるのはありがたいこと。行政と愛好会が連携して、何とかして熊の湯を存続させたい」と話している。

 協力金の振込先は大地みらい信金羅臼支店の普通口座1046747「熊の湯愛好会」。 問い合わせは太田さん☎01538・7・2309へ。

 


 

 知床で自然との一体感を満喫できる「熊の湯」のお世話になった方も、 これからお世話になる方もいらっしゃると思います。特にキャンパーにとっては貴重な温泉です。

 

額の多少は関係無く、何卒、ご協力のほどをお願い致します。

posted by さすらいの道民@管理人 at 18:05| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 北のぬくもり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月08日

第1回  南幌温泉

堂々の新企画発表!!

 

「管理人の気が向いた時」と、 「フトコロ事情に若干の余裕が有る時」にしか更新出来ないのが心苦しいですが、 ≪北のぬくもり≫と銘打ちお送りしますは、北海道の「温泉」と、 「ご当地の食」の紹介でございます。

体も胃袋も満たし、心も満たさんばかりのこの企画を、≪ぬくもり≫と名付けずになんと呼べばいいのか! !

 

さて、栄えある第1回でご紹介致しますは、札幌のベッドタウンでもあります空知支庁の 南幌町の温泉と名物料理でございます。

 


 

南幌温泉ハート&ハート外観

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南幌温泉へのアクセス

道央自動車道・江別東ICを出て国道337号を左折し、案内標識に従い南幌市街地へ向けて走行。

MAP No.1の赤文字の交差点直前に小さな案内標識がある。この交差点を右折して直進し、

以下、MAP No.2を参照。

 

 

≪南幌温泉(クリックで「南幌町HP」の詳細を表示)の紹介≫

入湯料:大人500円(日帰り施設と宿泊施設の両方合わせての料金)

泉質 :ナトリウム−塩化物強塩泉「高張性高温泉」(日帰り大浴場・ 宿泊施設露天風呂)

    ラジウム226R5(宿泊施設側内湯)

泉色 :茶褐色

特徴 :源泉100%掛け流し ※加温処理あり

効能 :ナトリウム泉

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、 くじき、痔疾、慢性消化器病、 慢性皮膚病、病後回復期、 疲労回復、健康増進、慢性婦人病、冷え症、きりきず、 やけど

    ラドン泉

心臓、循環器系疾患、運動器官の疾患、皮膚病、神経系疾患、胃腸部疾患、 肝臓及び新陳代謝疾患

≪さすらいの道民@管理人の私的な指摘≫
内湯と露天が離れているため、一度着替えなくてはならないのは煩わしいが、 低価格で2種類の泉質の違う温泉を堪能出来るのは、 ちょとした贅沢かもしれない。
町営の温泉だけあって、地元の社交場のような雰囲気が強いが、町外からの利用客も多く、 平日でも賑わっている。
日帰り施設と宿泊施設の中間にある食堂では、南幌の名物であるキャベツを使ったキムチや、 キャベツ一個丸ごとをてんぷらにしたような「キャベツ丼」 が堪能出来る。
画像クリックでほぼ実大サイズ表示
南幌名物 「キャベツ丼」(700円)
因みに管理人は・・・ キャベツには勝ったが、丼(ご飯)に惨敗。
箸でご飯をイヂって遊ぶしか術なしの管理人。
・・・よい子は真似しない様に!!

 

posted by さすらいの道民@管理人 at 22:26| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 北のぬくもり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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