2006年09月15日

「人力」が一番低公害って…違うでしょ

 北海道新聞WEB 2006年09月13日付記事(07時11分配信)

 知床半島一周へ36隻

 【羅臼】第一回シーカヤックシンポジウムが十二日、根室管内羅臼町で始まり、世界自然遺産の知床半島一周を目指し、全国から参加した三十六隻のシーカヤックが相泊から出発した。

 半島先端部は道路が無く船が頼り。上陸可能な場所やトイレはどうするかなどを探り、十七日に同町で討論会を開く。

 自然保護上、先端部の全面立ち入り禁止を求める声も強いが、参加者は「われわれは人力。一番低公害」。五日がかりでえっちらおっちら網走管内斜里町までこぎ続ける。



 ハッキリ言って、根本が間違っている気がするのだけど… ヽ(´A`;)

 別に、それが専門ってわけじゃないけど生物学見地から オチャラケて 見た場合、成人が一日に必要とするカロリーで、いったいどれだけ距離が移動出来るのか。大概は、「もう歩くのメンドクサイ!!」とか言っちゃって、カロリーを消費できずに体内に蓄える傾向が…だから、その時点で赤文字部分の発想は胡散臭いのだけど、『全面立ち入り禁止』の根拠は、知床半島先端部に人間が立ち入ると、植物の踏み荒らしや、衣服や靴に付着した種子で「植生の変化」が起こることも考えられているから。

 そして一番重要なのは、その低公害の人間がエネルギー補給や充電(休息)を取るために「火気」の使用後及び「持ち込んだゴミ」の後始末(マナーの悪さ)が最も懸念されているからだ。

 某「違いが分かる男」のアルピニストN氏が、エベレストの清掃登山をした際に気が付いた「日本人が持ち込んだと思われるゴミが多い」という事実を、メディアを通じ、世間全般に問題提起していることからも、そして日本人旅行者の「自然への配慮の欠落」からも、今後起こりうる問題が容易に予測できる。『立ち入り全面禁止』は、人間が自然の中で活動することで起きる破壊を最も効率良く防止する方法論だ。


 つまり、「低公害だから…」とかの問題じゃないとうことなのだが、事実の羅列でいいなら、素人にアルバイトで記事を書かせたほうが、人権費の削減になるだろう。

 先日、脊髄反射で書いた「ナキウサギ」で引用したような、問題提起や発展性のある記事を読者は切実なほどに望んでいるわけだが…。


 最近の道新、引用したくなるような「いい記事」が少ないのよね…。



ア、ソレ♪ ワッショイ!! \ \(*´∀`*;) (;´A`)/ / ワッショイ・・・

posted by さすらいの道民@管理人 at 20:10| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月19日

札幌発 知床日帰り旅行が可能に


 今朝、朝食がてらにテレビを見ていたら、札幌発・斜里ウトロ行きの都市間バスを運行させるための申請が、国土交通省・北海道運輸局に提出されたそうだ。

 北海道新聞WEB 2006年07月19日付記事(07時18分配信)

 
「日帰り」観光もOK 札幌−知床直通バス 中央バス 9−10月に運行

 “北海道中央バス(小樽)は十八日までに、札幌−網走管内斜里町ウトロ間を結ぶ路線バスの新設を北海道運輸局に申請した。片道四百十三キロメートル、所要時間七時間二十五分で、同社路線では最長。昨夏の世界遺産登録後、需要が高まる札幌圏からの知床観光客をターゲットに、来年には斜里バス(斜里町)との共同運行を計画している。”


 記事によると、中央バス札幌ターミナルを深夜23時55分に出発し、ウトロ着は翌朝07時20分。逆のウトロ発は夕方16時20分発、札幌着が23時35分とあり、9時間の滞在が可能となるのだけど、乗車手続きやらなんやらを考慮すると、実際に観光に充てられる時間というのは、その2/3程度と考えておいた方が無難だろう。

 知床が世界遺産に登録されて1年が経過したが、それにより、知床へとム向かう国道は軒並み渋滞してるから、下手をすれば自由に使える時間と言うのは半分くらいになる可能性もある。

 知床岬へのクルージングを目的とすると、乗船時間は約3時間半だから、それ以外に使える時間は約1〜2時間程度となる。


 こういった交通手段をどう使うかは、利用者の思うところそれぞれだけど、「単なる観光地巡り」に終始してしまうには勿体無い場所なだけに、上手く使って頂けたらなぁ…程度の感想しか湧かない(^^;


 てか、そろそろ観光業界は、見るだけの観光というものを改める時がきているんじゃないだろうか。最近、ちょっと思うところがあったので、ね。

posted by さすらいの道民@管理人 at 20:48| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

だから、エコツーリズムが必要だと言ったのに…

 どんなに『規制(ルール)』を作っても、その意味が分からなきゃどうにもならん。日本型教育(先ず、ルールありき)の典型的事例だし、こんな問題が起きることくらいは、事前に予想できたことだろうに…。

 だからこそ、知床には『エコツーリズム』が必要なんだ−。


 北海道新聞WEB 2006年05月24日付記事(07時28分配信)

“ 知床にハイヒール観光客いらない マナーの悪さにいら立ち 羅臼町長が発言

 【羅臼】世界自然遺産・知床のおひざ元、根室管内羅臼町の脇紀美夫町長は二十三日、町内で開かれた集会で「ハイヒール観光は羅臼にそぐわない、いらない」と述べた。知床は七月に遺産登録一周年を迎えるが、同町を訪れる観光客のあまりのマナーの悪さに業を煮やしたための発言とみられる。

 発言は「登録で観光客が増え、自然が壊れたら意味がない」との住民の質問に答える中で出た。「羅臼には、自然を守る意識の高い人間が来てほしい。大勢の観光客を泊めるのは(網走管内)斜里町側に担ってもらえばよい」と続けた。

 町長によると、最近、町内の漁港や道の駅に車を止めてマージャンや炊事をするなど住民のひんしゅくを買う観光客が増え、ごみ捨ても多いという。脇町長は集会後、発言の真意を「マナーの悪い人間はいらない。環境を守る人は大歓迎との意味です」と話した。

 羅臼町の観光客は二○○五年度は、前年度比6%増の七十六万人で、○六年度も増加見込みだ。”



 羅臼町長も、相当怒り心頭なのは良く分かる。公共の場での自炊やマージャンってのは、海水浴やキャンプ感覚なのだろう。

 だが、旅行者の「旅のスタイル」というのは様々で、それは外から押し付けるものでもない。羅臼町長が業を煮やしてのキツイ発言だとは思うが、「大勢の観光客を泊めるのは、斜里町に…云々」の件を如何なものだろう。それと環境保護は別問題だし、羅臼町の責任を放棄…とは言いすぎだけど、「楽をしようとしている」とも受け取れ兼ねない。

 エントリの取っ掛かりで自分の思う所は言ったけど、大部分の日本人にとって、「世界遺産」とは、「有名な観光地」程度の認識でしかない。だからこそ、登録の際には物議を醸し出したのだけど、じゃぁ、「その問題の原因は何処にあるのか?」と言う部分の議論が後回しにされ、結局は、日本人が大好きな『規制(知床ルール)』なんて訳の分からないモンを作るとか、どこぞの知事が言っちゃったし、手っ取り早くて簡単な方法を選択したのは他の誰でもなく、知床に暮らす者達だろう。

 以前、羅臼のゴミ問題にも触れたけど、そもそもおかしいのは、羅臼で消費されたゴミ(つまり、観光客が地元に経済貢献しているの意)を処理するのに、町民以上の負担を強いることにだって問題があるし、「嫌なら持ち帰れ」と言うのは、羅臼のゴミを、他所に処理させていることになると批難した。経済的恩恵を受けたならば、それ相応の責任が町にだってあるという意味だ。

 町の経済事情もあるのは分かるが、それは「一般観光客」は知らなくても当然の事実だし、余程関心が無いと、事前に調べることも無い事実だろう。

 だが、それが嫌で「ハイヒール観光は…」って言うのは、言いたい気持ちは理解できるけど、だったら、「一切の経済的恩恵を放棄すべき」というが道理だし、ちょっと乱暴な気もする。

 世界遺産登録によって、観光客の増加は「予想できたこと」だが、では、羅臼側の受け入れ態勢はどうなのか?

 登録以前から、マイカーを寝床にする旅行者は居たわけで、そういった「旅の多様性」を鑑みた対策を練っていたのかというと、どうにも不備があるように思える。実際、そういった人間が車を止める所など、殆ど整備されておらず、知床周辺の宿も軒並み「満室&割高」で、どうにもならない部分もある。

 そういった事前整備を怠ったのは羅臼町だし、他の誰でもない…起こるだろう問題に対する町の見通しが甘いだけだ。
 日本人の根底にあるルール観を信じれは大丈夫…となれば良いのだけど、このご時世、そう言った輩が減って、利己主義が増加しているのだから、規制ラッシュ時に見る『高速道路のサービスエリアのゴミ問題』で予想できる範疇の問題だ。つまり、「旅行者の良心」に依存しすぎるのは危険でもある。「リスクマネジメントの欠如」と言い換えてもいい。

 それを「環境を守る」という言葉に置き換えて、旅行者を差別しちゃイカンだろう…それを教える場が絶対に必要だし、知床がそうなれば、他の何処にも見当たらない、素晴らしい環境教育の場ともなるはず。


 一方で、そういった当然のルールを守れない人間にだって問題は有る…てか、この問題の責任の殆どが、このバカどもにある訳だけど、確かに、こういう輩には旅をしないで欲しいとは思うが、そんなのに「ルール」を言ったところでバカなんだから、その意味を理解できっこない。

 てか、「世界遺産」における「環境保護」の概念は、海外の環境教育レベルが基準になっている以上、国も、そういったことに力と資金を投入するべきだし、日本人特有のコモンセンスや基準だけでは不毛…とも思う。

 だからこそ知床は、世界基準の環境教育を現場レベルで観光客に理解してもらうようなことをしていかなきゃならないし、旅行会社とも積極的に連携していかなきゃならないだろう。
 そのために、地元経済界や宿泊施設には、旅行会社の企画を吟味して、環境保護にそぐわない企画に関しては受け入れを拒否するなどの強い意思も必要だし、知床の恩恵を受けている以上、その保護のためには、当然の義務でもあると思う。

 こうしてみると、地元経済界と行政の足並みが揃っていないから、こういった制度を「検討してみよう」という発想に至らないし、やろうともしない。
 実際にはやろうと提言しているのかも知れないけど、利益を追求する側は、二の足を踏んでいる。だから、知床五湖散策路問題なんてことも起きる。で、結局は『規制(ルール)』を策定…の堂々巡りに終始する。


 だったら、これまでの概念を打ち破る発想をしないと、永遠に同じことの繰り返し…タマゴでも、ニワトリでもない発想をしないと。


 ま、今夏以降に現地を見に行く予定ではあるし、新聞紙面に書かれる様な在り来たりな記事を書くつもりは無いので、その時をお楽しみに…ってことで(^^;
posted by さすらいの道民@管理人 at 22:21| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

知床沖座礁事故 海難審判庁が裁決

 北海道新聞WEB 2006年02月20日付記事(13時42分配信)

 知床観光船座礁で元船長に業務停止1カ月15日 海難審判庁が裁決

 【函館】昨年六月、網走管内斜里町の知床岬沖で小型観光船「カムイワッカ号」(一八トン)が座礁し、乗客二十二人が重軽傷を負った事故の海難審判の裁決が二十一日、函館地方海難審判庁(野村昌志審判長)であった。野村審判長は被告人に当たる受審人で同船の長谷川正人元船長(44)=根室管内羅臼町本町=に対して「針路の選定を適切に行わなかった」などとして業務停止一カ月十五日とする裁決を言い渡した。

 一方、函館地方海難審判理事所側が勧告相当とした、同船を所有する羅臼町海岸町の水産会社「宝来水産」(小林広幸社長)については、「事故後は従業員の安全教育を実施するなどの措置を取っている」として勧告しなかった。



 久々の知床ネタです。

 以前にこのネタを扱った時は確か、この事故の取材していた、北海道新聞社の記事の掲載の仕方にイチャモン 疑問を投げかけていたと思います。

 その時にこのブログが主張したことは、「事故を起こした側」=「犯罪人」のような一方的な書き方であり、その経緯に至った背景などの取材がなされず、紙面内での事故の取り扱い方の割りに手落ちがある、「ワンサイドな記事」と揶揄した記憶があるのですが、このところの道新の不祥事を見ていると、「詰めが甘いのは、企業体質なのかな…」とか思ってしまったり、実際に社内で記事を書く人間達の職業(プロ)意識が低く、「サラリーマン的なんじゃないの?」とか思うような噂話も耳にします。

 さて、コピペした記事の件。こちらもプロ意識の欠如…といいますか、三波春雄よろしく「お客様は神様です」な思いから、その要望に応え過ぎた結果の事故ですが、海難審が「一ヶ月と十五日の業務停止」を裁決を言い渡しました。

 この裁決の効力が何時からの発行となるのかは明記されていませんが、事故を起こした「宝来水産」はこの時季、羅臼沖での流氷クルーズや、ウトロでの流氷ウォークなどの事業を展開している筈です。

 この裁決の発効日が、「観光船運行事業」開始日からのものなのか、それとも「現在」からの営業停止期間なのかを明確にしないと、今後の知床観光を考えている方にとって、「何かと不都合」な部分もあるので、その辺りはキチンとして欲しいものです。

 また、この事故の調査の際に発覚したのが、その他の事業者も同様に、国土交通省に申請していた航路を逸脱していた事実です。個人的に、「その後」が気になっていたのですが、まぁ、その辺は「道新クオリティ」なので期待はせず、自分で取材したいな…なんて思っています。「ソレは何か?」と聞かれても、現時点ではお答えできる事ではないのでアレですが、記事中の青字下線部に関わることとだけ、書いておきます。


 それが春なのか、夏になるのか…今は、「死ぬほどに忙しい」のですが、排雪業務が終わった瞬間から、「死ぬほどに暇」な時期を迎えるので、取材に行くための資金調達が難しい現実が…(苦笑)。


 まぁ、あくまでも「北海道ローカル主義」の筆者ですし、新聞社などの報道機関の後ろ盾(冠)がある訳ではないので、取材とは言い過ぎかも知れません…個人的にも、ちょっと違和感を覚えます。ただ、自分の目で見て気になる部分を見つけ、次回のネタにするという小回りの利くスタイルは、「記事の継続性」という、新聞社にはなかなか出来ない部分でしょうし、あくまで「個人対個人」の、格式張らない何気ない会話の中から「探る」ので、意外な話も飛び出すことがあるかも知れません。

 
 なので…、






























il||li _| ̄|○ il||li  アフェリエイトの御利用を、プリーズ…




知床に、遊びに 取材しに行かせて下さい(爆)。


posted by さすらいの道民@管理人 at 20:43| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月24日

知床の海、閉ざされる。

 昨日知床岬に接岸した流氷群が、強い北西の風により一気に南下し、斜里町ウトロの海が閉ざされたそうだ。


 こらから約2ヶ月の期間、オホーツク海沿岸では「流氷観光」が盛んとなるのだけど、オイラは毎年、「今年こそ見に行く」と言っているのだけど、実は、オホーツクで流氷を見たことが1度だけある。

 その時は、「砕氷観光船」に乗船し、網走の沖合いに出て、薄っぺらい氷を見て、使い捨てカメラでフィルム1本分を「撮っただけ」なのだけど、わざわざ「」で括ったからには、当然“オチ”がある。


 聞いて 読んで驚けよ〜ぉ…。








































実は、現像してない…てか、超忘れてた。




= 本当に「撮っただけ」なの(汗)。





 もう、7年近くも前のことだからアレなのだけど、どう言う訳か、その時の「使い捨てカメラ」は、未だ手元にあったりして(苦笑)。

 どうなんだろう…コレって賞味期限切れてるけど、まだ現像出来るのかな?


 乙姫から貰った玉手箱を開けるようで、ちょっと怖いのだけど。



 まぁ、それはソレとして、だからこそ「流氷を撮りたい」と言い続けているのだけど、オイラの商売は、ちょうどこの季節が「繁忙期」だから、なかなか時間が取れない。よしんばあったとしても、日頃の仕事で「体がボロボロ」になっていて、リアルで動けない…という理由もある。


 だから、「そろそろ、この商売から足を洗いたいなぁ…」と、毎年この季節に思うのだけど(苦笑)。



 さて、明日は4時起きで、6時から仕事開始…もう、寝ます。



 せめて、夢の中でもいいから、「知床の流氷」を見たいものです。

























 隣に「素敵な女子」が居れば、言うことナシなのですが(爆)。
posted by さすらいの道民@管理人 at 19:52| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

基本的に、『メディア側の常識』ってのは…

 『一般の常識』から乖離したのが常識

です(爆)。


 



 Yahoo!エンターテイメントニュース(配信元:夕刊フジ 2005年10月18日付記事)

 

吉本タレント、世界遺産で大暴走も反省なし

 「ドゥーン!」の一発芸で有名な吉本興業所属のコメディアン、村上ショージさん(50)が北海道・知床で行われたよみうりテレビのロケで、観光客に「アホ、バカ」など執拗(しつよう)に暴言を浴びせ、後に謝罪するトラブルを起こしていたことが18日、分かった。世界自然遺産の中でバカ騒ぎする非常識な番組もさることながら、観光客の注意に逆ギレとは開いた口がふさがらない。警察も出動する騒動となったショージさんの大暴走とは…。

 暴言を浴びせられたのは、都内に住むシステムエンジニアの男性(40)。男性は先月22日、知床五湖を散策していた際、森に入る遊歩道で異様なロケ隊に遭遇した。

 ロケ隊は関西地区で今月9日に放送された、よみうりテレビ「寛平のアヘアヘ世界遺産の旅」一行。男性は「5、6人の動物の着ぐるみがバカ騒ぎしながら遊歩道に入ってきた。クマよけの鈴が貸し出されるほど自然が豊かで静かな場所。バカ騒ぎするのはおかしいと感じた」といい、「静かにしなさい」と注意したという。

 すると複数いた“動物”のうち“鳥”が怒り出し、「貴様、何いってんだ」「バカ、アホ」と悪態をついた。“鳥”は顔の部分に穴があり、ショージさんと分かった。

 「『オレは仕事してるんじゃ』と、とにかくわめき散らした。そのうちタレントたちがさっと立ち去り、スタッフ3人に囲まれた。暴言に話し合いをしようとしたが、前に行こうにもスタッフが(体を)押さえたり、手を引っ張ったりしてさえぎった」(男性)と、約10分も“監禁”された。

 スタッフも「『この人、頭がおかしいんじゃないか』と聞こえる声でいったり、会社名を聞くと『いう必要はない』とニヤニヤした」(同)といい、あんまり「アホ、バカ」といわれたので、男性は携帯電話で警察に通報した。

 通報で到着した斜里署員が男性に話を聞いていると、タレントたちが再び登場。ショージさんは警察官の横でも「アホ、バカ」を繰り返したため警官も怒り出し、ショージさんはロケバスに連れ戻されたが、そこでも「アホ、バカ」と叫んでいたという。

 結局、署員の仲裁で、ショージさんが男性に謝罪することになったが、「『すんませんでした』とニヤっと笑って握手を求めてきたので『受け入れられない』といった。すると、ショージさんは『お前、訴えたら営業妨害で訴えてやる』といってきた」(男性)。結局はケンカ別れとなった。

 その後、男性はよみうりテレビに抗議し、同局は男性に謝罪。吉本興業と、吉本の関連会社でスタッフが所属する番組制作会社「ワイズビジョン」も謝罪したが、張本人のショージさんは「『上場企業なのでタレントよりも社員が謝罪した方がいい』『弁護士が指導した』と吉本側が主張した」(男性)ため、謝罪はナシ。

 男性が斜里署に相談すると、吉本の幹部は「スケジュール調整をする」と手のひらを返したような対応をし、10月上旬、ようやくショージさんが直接、男性に謝罪した。男性は謝罪は受け入れたという。

 この騒動に、よみうりテレビは「本人に謝って了解を得た。吉本も放送前に謝って終わった話になってるんですけれども」。原生林でのバカ騒ぎについても、「世間からひんしゅくを買うようなロケはしていないのではないか」とまるで他人事の能天気な態度だ。
 
 吉本興業は「コメントを差し控えさせていただく」と話している。



 
 
 オイラ、基本的に『お笑い番組』は好きですけど、時々この手のモノに嫌気がさす時があるのも事実でして、それが、番組制作サイドの『一般常識の無さ』っていうか、目的遂行の為には、周りの迷惑を顧みない神経の図太さというか…。

 この現象は、『TV番組に特化したことでは無い』のは間違いの無い事実であり、それは『芸能界やメディア(報道含む)の選民意識が生む横暴』と、言い換えてもよいのではないのかなぁ…と思うことがあります。


 6月に美瑛町へ撮影に訪れた際にも、なんの撮影かは分かりませんが、『哲学の木』の真下でモデルを使ってダラダラと撮影しており、訪れた観光客は、限られた撮影チャンス(時間)を奪われ、苦虫を噛み潰した顔をして立ち去って行きました。

 ※内心、『その時の写真を晒し上げてやりたい気持ち』、未だあります(爆)。

 基本的に美瑛の撮影名所というのは、『民間農地の風景の一部』であり、そこに立ち入るには、土地所有者に了承を得てから…と言うのがルールですし、よしんば了承を得ていたとしても、ここ(美瑛の風景)というのは、『写真を撮りたくなる』という観光客の気持ちを汲み取って、メディアは必要最低限の時間とルールの中で、仕事をこなすのがプロであり、それが筋ではないでしょうか。
 
 
 番組が公共の電波で放送され、撮影された写真が、駅やら雑誌やらに掲載されるから、公共性がある…だから、云々−。


 そんな『メディアの言い訳』が聞こえてきそうですけど、よ〜く考えて見ると、公共性ってのは万人に影響するもの。だけど、ブロック・ローカルや、もっと小さなローカルでしか利用されないものが、公共性があるのか疑問ですし、これらの撮影によって利益を得るのは、メディアやプロダクション、モデルであり、スポンサーでしか無い訳で…。


 そもそも、美瑛やら知床などは、『著名芸人のコバンザメ』みたいな3流以下の芸人など使わなくとも集客による経済効果があるわけですから、逆にイメージダウンになるような撮影は、自治体が拒否しても宜しいんじゃないでしょうかね〜。

 ※個人的に、これらを理由に、日本で『本物の1流と呼ばれる芸能人』や、『本物のプロ集団としてのメディア』は、数少ない…と思っています。


 もひとつ実例を出しますと、先日のニセコ訪問からの帰路。

 SLを撮影するのに多くの写真愛好家が、跨線橋上で『その時』を待っていた訳ですけど、某放送局の取材班2名が、線路脇をTVカメラを抱えて走ってきまして、モロ写真に写り込む位置にカメラを据えようとしたところ、本格的に写真を撮ろうとする方から怒鳴りつけられていました(苦笑)。

 自分達がVを回す時、『余計なモノを入れたくない』から、誰も居ない線路脇を選んだ訳でしょう。ならば、その気持ちを周囲に配慮しつつ撮影場所を選ぶのが、『一般的な常識』ではないでしょうか。




『我々は仕事(プロ)だから…』




そんな事を思っている内は





『本物のプロではない』




…と、思うのですけどね。



 





posted by さすらいの道民@管理人 at 20:34| ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

知床小型観光船座礁事故から≪事故報道≫の姿勢を問う

 以下は、北海道新聞 2005年07月07日付朝刊及びWEB版掲載記事抜粋・引用

知床座礁 船所有者に安全命令 道運輸局教育や訓練求める  
 
【小樽】六月二十三日に網走管内斜里町の知床岬沖で小型観光船が座礁し、乗客二十六人が負傷した事故で、道運輸局は六日までに、事故は観光船が決められた航路を逸脱したことが原因として、観光船を所有する宝来水産(根室管内羅臼町、小林広幸社長)に輸送の安全確保を求める命令を出した。

 道運輸局は、観光船は通常の航路より数百メートル岸に近づいたために座礁し、関係機関への適切な連絡や乗客への指示がなかった、とする特別監査結果をまとめた。

 命令は、運航管理規定や運航基準などの順守と、船長、従業員らの安全教育、事故を想定した訓練の実施を求めている。




 さて、この記事なのだが、WEB版には掲載されていない続きがある。コピペ出来なくて面倒臭いけど(笑)、それを抜粋・引用したのが下の記事である。


運行経路見直す各業者/「安全策足りぬ」の声も

地元になお波紋

【斜里】知床半島での小型観光船座礁事故から六日で約二週間。網走管内斜里町ウトロで観光船を運営する各業者は事故後、「安全が何よりの優先」と事故があった浅瀬を避けるなど、自主的に運行経路を変更する措置を取っている。一方、環境省は安全航行や自然環境への影響抑止のため、今週末にも各業者に野生生物の生息に配慮した運行を要請する予定。知床における海洋観光のルール作りが急がれている。
 「今まで危険な場所を通っていたとは考えてはいないが、事故が起こり得ると真摯に受け止めねば」。同町内のある小型観光船の経営者は語る。この業者は、事故後、分かりにくい浅瀬や岩肌が迫っている場所を避けるように運行経路を変更。「客の安全が第一。万が一という事態も避けたい」
 別の観光船船長も「正直、より近くで動物を見せたいという気持ちはある」と残念がりながらも、やはり航路を変更した。
 ただ、一部の漁業者からは「まだまだ十分な安全を確保しているとは言い難い」 「人を乗せているという意識が足りないのでは」と厳しい意見も。航行速度や、デッキに観光客が立つことの危険性も指摘されている。
 環境省東北海道地区自然保護事務所(釧路市)は、各業者に「海鳥繁殖地に近づかない」などの要請を行うほか、知床国立公園利用適正化検討会議で、海洋観光に一定のルールを定めようと検討中。「世界遺産登録問題を機に話し合いを深め、海の利用法をしっかりと見直す必要がある」と話している。
 宝来水産は事故後、小型観光船の運航を自粛している。小林社長は「少しでも危険と思われる運行経路は全て見直していきたい」と話している。



 以上が、『ひょっとして、このブログ見てる?』と思うくらい、ここで指摘したことを2〜3日後には記事にしてくれる北海道新聞の記事である(苦笑)。
 
 そもそも、こんな事を読者から指摘されている時点で、『真実を追究する』という報道の本分から外れている訳で、偏った報道によって、その後起きうる風評被害などの現象に関して『一切の責任は取りません』的な『投げっ放しの報道』ではないかと思う。
 結果としてそれが冤罪に結びついてしまったのが、『松本サリン事件』であると思うのだけど、このような『ワンサイドからの投げっ放し記事』が、未だ新聞紙面に掲載されることを考えると、“その時の教訓って、殆ど活きてないなぁ…”と感じてしまう。
 
 今回の事故報道の流れは、事故発生の報道から、小型観光船の否定的意見を多用し、観光保護の観点から一定のルールの必要性を問う結末へ結びたいのだろう…と解釈してしまう。そして、未だしつこい程に、小型観光船に否定的なコメントを掲載してる。
 ここで問いたいのは、今回、事故発生から2週間も経過し、漸く当事者側のコメントや対策と言った努力の部分を記事にしたその真意だ。
 この間、小型観光船運営側にとって、ネガティブな印象しか与えない、既に与えてしまっているかもしれない可能性を少しでも考慮して記事を掲載したのか…ということ。
 立場の公平を考慮したのならば、もっと早い段階で当事者や関係業者の取材は可能だったはず…俺が真っ先に、暴言と取れる発言をしてまでも噛み付いた理由はそこにある。このままの流れでは、折角育ってきた小型観光船の『良い部分』を殺してしまう。その代償が新聞社や記事を書いた人間が払うと言うならば文句は言わないが、『世論を誘導する』かもしれないような記事を平然と掲載する…それが報道の本分なのか甚だ疑問だ。
 
 判断するのは報道する側ではなく、あくまでも購読者である。これが道警裏金疑惑のように、対峙する側の目に余る対応や内部調査であるならば、真実を知りたいと思う民意を反映し、それらを糾弾する論調でも構わないと個人的には思う…だが、今回の場合はそうではない。

 JR西の事故の際、相当数の記者が、幹部の温い記者会見にやきもきし、「情報の正確さや鮮度」を要求したと思う。時にはJR西の職員を恫喝してまで、知る権利を行使していたではないか。それは報道各社に在所し、テレビを眺めていた人間も感じていたことだろうと思う。
 
 ならば、今回の知床での事故。特に本日の紙面に掲載された記事は、もっと早い段階で取材して記事にできたはず…寧ろ、そうでなければ道理としておかしな話であると思う。

 以前に立てたエントリで、札幌のJリーグチームの不祥事を裏取り無しで掲載し、物議を醸し出して糞味噌に言われた北海道新聞社だが、今回のこれまでの記事を見てると、一愛読者としてそう考えたくは無いが、“北海道のオピニオンリーダー”でありたいと思う人間が居るのではないか…と邪推してしまう。
 
 もし、この様に思っている人間が在籍しているのが現実ならば、それは報道の本分を忘れた『思い上がり』以外の何者でもなく、この先に新聞社としての期待など持てない。北海道新聞社は大衆誌以下のレベルでしかない…と思われても仕方が無いだろう。
 これだけの時間があれば、もっと公平に、多角的に突っ込んで取材し、記事にできる人材が、大衆紙にだってゴロゴロ居るのも現実だから。



 俺がブログ上で、小型観光船を運営する側を中心に記事を組み立てた真意…それは、今回の記事を書いた記者と同じ、『ワンサイドからの方法』であり、だからこそ『俺と同じレベル』だと、今ここに記した思いを遠回しに表現してみたのだけど(苦笑)。




−最後に− 

 今回の事故に関連するエントリは、今回を最後にしようと思っています。報道というものは、伝える側の手法次第。そこにあるのは、『読み間違えれば取り返しの付かない流れを生み出す』可能性を多分に孕んでいます。
 北海道や国内で起きる事象に噛み付くことが多い当方(苦笑)ですが、地元の…しかも愛読紙の報道そのものを直接批判したのは今回が初めて。なんともいやはや、、、後味が悪いものです(苦笑)。
 ですが、自分で見て肌で感じてきた事実との食い違いや、大事な部分が欠如されて報道されたのもまた事実だと思います。

 『真実は何処にあるのか』。

 ここに辿り着く者は皆無…自分はそう思って居ます。何故ならば、今回の『事故の真実』は『座礁した』ということであり、その経緯に対して複数の人間が関わっています。その時点で、関係者は主観を持って状況を判断します。それを『事実』と言います。
 一方、それを報じる側は、それらの『事実』を基に情報を発信します。報じる側は可能な限り『事実』から主観を排除します…所謂、『客観性』と言うものです。
 ですが、その報じる側も複数居れば、その客観性で校正された『事実』も複数存在するものとなってしまいます。
 『真実』に近い報道のために、その主観を排除する作業では、少なからず作業する側の主観が含まれてしまい、どんどん『真実』から遠ざかって行く。それは我々が知能を持った人間である以上、仕方が無いことでしょう。

 だからこそ、情報の全てを鵜呑みにしてはいけない。報道される『事実』が『真実』ではないのです。場合によっては、一種の社会的風潮を作り出すために、常套手段として使われる方法であり、気が付かずにこの手法を使ってしまえば、あらぬ方向に物事が流れてしまいかねない、危険なものでもあるのです。

 それに気が付いた時、ひょとしたら、その被害者はあなた自身になっているかも知れない。決して他人事では無いと肝に銘じておいて欲しい…と思うのです。



 
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2005年07月05日

知床クルーザー座礁事故記事に文句たれたら…

 北海道新聞 2005年07月05日付朝刊より抜粋

知床遊覧「野生動物に配慮を」 環境省観光業者に要請へ 座礁事故受け

 【釧路】世界自然遺産登録を目前に控えた知床半島沖で六月下旬、小型観光船による座礁事故が起きたことなどを受け、環境省東北海道地区自然保護事務所(釧路市)は四日、週内にも半島周辺の観光船業者に対し、野生動物の生息に配慮した運航を要請することを決めた。事故防止に加え、船の運航が生態系を脅かしかねない実態が一部にあるためで、初要請となる。遺産登録に備え、観光事業も「自覚」を求められることになる。

 同日、釧路市内で開かれた知床国立公園利用適正化検討会議(座長・辻井達一道環境財団理事長)で、同事務所が明らかにした。

 要請は《1》海鳥繁殖地には近づかない《2》カモメなどに餌を与えない《3》拡声器で騒音を出さない−などの内容。近く、五、六社とみられる知床周辺の観光船業全社に要請書を出す。

 網走管内斜里町の知床半島沖では六月下旬、小型観光船が座礁、二十六人がけがをした。陸に近づきすぎたことが原因。大型船を運航している一社を除き、一六−一八トンの小型船を運航している残りの業者は、ヒグマやイルカ、希少鳥類ケイマフリなども含む野鳥、断崖(だんがい)の景観などをできる限り間近で見せることを競い合っており、今回の事故の背景になったとみられている。専門家からは、「小型観光船は野生生物の生存を脅かしている」と批判の声も出ていた。



 道新の記者さん…最初っからこう書けば、いらぬ誤解は与えなかったのでないかい?(苦笑)


 さて、先のエントリで俺は、座礁事故をを受けて小型観光船群を営む者を遠回しに批判した記事を批判した。その最大理由は、ワンサイド(道東観光開発)からだけの主張を取材し、あたかも正論のようにした文体が気に入らなかった訳で、事故を起こした当事者や関連会社の不利な状況だけを報道しているようにしか見えないクソ記事と吐き捨てた。

 だけどね、その気持ちは今回の記事を見ても変わらない。別に小型観光船を擁護するつもりは無い…座礁事故は『人災』と、個人的に断言していることからご理解いただけると思う。
 
 それでも反論したくなる最大の理由が、上記下線部。それは今回も変わってない…なと。キツイ言い方をすれば『死人に口なし』な状況をいいことに…と感じた。だから面倒臭いけど、再び批判記事書く…堂々巡りなのだけど(笑)。

 最初に抜粋引用した記事では、小型観光船が事故を起こした背景には、野生動物やスペクタクルな地形を近くで見せることを競い合って…云々とあるけど、もうこの辺から記事が胡散臭いわけ。

 実例を挙げよう。今年5月、知床を訪問し、俺は小型クルーザーを利用した。その際、カムイワッカの滝付近で、エゾシカを利用するヒグマを発見した。それは知床関連のエントリで写真付きで紹介しているので、ご覧になった方も多いだろう。
 この時、我々が乗ったクルーザーがヒグマを最初に発見したのだが、この様な情報は船舶無線で他社のクルーザーにも瞬時に連絡されている。『競い合う』というより、貴重な情報を共有し、観光客の期待に応えていると感じる。
 次に、ヒグマへの接近では、小型クルーザーはエンジンはアイドリングの状態で、波の力でゆっくりと接近する…エンジン音でヒグマを刺激しないためだ。距離的には、最低50m以上は離れているだろう。
  

 ただ、記事で指摘のある海鳥の営巣地に関しては、同意したい部分でもある。高速航行中も比較的陸地に近い海上を移動する…陸地が近すぎて、観光客にとって逆に見難い部分もあるのは事実である。
 そしてカモメ等への餌付けも然り。だが、これは小型クルーザーに限ったことではない。寧ろ…と言うのは先述であるので省略する。だが、この記事の書き方では、小型観光船だけがそうしているように受け止められかねない。
 記事を書いた人間がココを見て意地になっているのかは知らないが(苦笑)、記事の公平性の欠如が露骨ではないかだろうか?『自然への適正な距離』について、『小型クルーザーを運航する各社はどう考えているのか…』と言う部分で手落ちがあり、ただ加害者側の謝罪記事だけ掲載から、“世論を誘導する記事”だとイチャモンを付けているのだ。

 最後に、専門家の意見を掲載しているが、専門家って…誰?名前を載せられて困る専門家なら、専門家を名乗るのは止めて欲しい。

 調査捕鯨の件でも感じることだが、専門家ほど性質の悪い人間はいないと思う。スペシャリストほど、その他の事柄に対しての配慮が出来なくなり、極論に達することがままある。そうなると、所属する団体のイデオロギーや、個人の心情・思想・感情論でしか無い。

 例えは異なるが、アオサギを巡る論争が札幌であった。清田区某所には、野幌森林公園に営巣するアオサギが訪れる小さな森があった。そも森を伐採し、大型ショッピングセンターを建設予定が公表されると、自然愛好家や専門家から反対の声が上がった。結果として、当初予定していた面積の2/3に規模を縮小している。
 この話しは、俺もこの建設現場に出向いていたこともあり、元請に非常に近い業者から聞いた話である…話の細かい内容は失念しているけど(汗)。
 
 で、そのアオサギの生息数はどうか…と言うと、ここ数年、その個体数は増加している。反開発派は、アオサギを例にに使って環境保護を謳ってみたものの。。。

 悲観的な予想と結果の乖離…それが悪いと言うことではなく、専門的になり過ぎて、『目標の達成のために批判する材料』を求める動きが強くなり過ぎる傾向は、とても危ういと感じる。それを安直に報道してしまうメディア側にも問題(責任も含めて)はある。
 正義の剣を抜くのは簡単なことだが、抜いた剣を鞘に戻すタイミングを誤れば、専門家の意見も、報道する側の質も、ここで批判記事を書いている俺のレベルと変わらなくなる…そう思いませんか?(苦笑)。




 追記

 ゴジラ岩観光HPトップ画面に、今回の座礁事故の一文が掲載されています。 
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2005年06月26日

知床旅行者も負担するのは良いとして…

 ※北海道新聞 6月23日付朝刊より抜粋

 
観光客も一緒に知床保護 専用ごみ袋など3条例案を可決 羅臼

 【羅臼】根室管内羅臼町議会は二十二日、世界自然遺産登録を控えた知床の環境を保全するための町環境基本条例など三件の条例案、条例改正案を全会一致で可決した。

 環境基本条例は、長期的な環境施策の基本計画や、町が必要と認めた地区の利用規制などを定める。また、改正された町廃棄物処理条例は、観光客が町指定の専用有料ごみ袋(十リットル、百円)を町内で買い、取扱店でごみを引き取ってもらう仕組みを作る。ともに七月一日施行。

 観光客用のごみ袋と同じ大きさの、十リットルの町民用生ごみ袋は三十円で、観光客より安く設定されている。

 知床・羅臼まちづくり寄付条例では、知床の環境保全など三事業の中から使途を指定してもらい、一口五千円で全国から寄付を受け付ける。六月二十三日施行の予定。



 以前、知床関連のエントリを連載していたとき、途中をすっ飛ばして筆を進めた。その時に考えていたのが、『知床半島を取り巻く、外郭自治体の今後のあり方』なのだが、今回はこれをちょっと絡め、この羅臼の町条例を考えてみたい。

 羅臼にアウトドアや車中泊で滞在した方々ならば、お気付きになられていると思うが、この町には街頭に設置されたゴミ箱が殆ど存在しない。
 町外から物を持ち込んだ結果、それがゴミとなるならば持ち帰って自分達の生活の場で処分するのはマナーだと思う。
 だが、羅臼町内で消費しているにも拘わらず、それを持ち帰るのは正直な所、複雑な部分である。車ならば、ゴミ袋をキッチリと縛って置けば異臭などを防げるが、家族や大人数での長期滞在ともなると、如何せん具合が悪い。限られたスペースを奪われ邪魔になるのだ。

−チャリダーやライダーだと、どうにも出来ないのが現実である。−

 
 
 本来、商品の価格設定は生産に関わるコストから輸送コスト、最終処分に掛かるコストまでを考慮し、それを定価とすれば問題は無いのだが、日本に於いて、最終処分やリサイクルのコストを消費者が負担する概念が明確にされたのは、つい最近のことである。
 それは自然環境という側面から産まれた発想ではなく、逼迫する財政負担の軽減を目的とした観点からであり、環境保護の名目は、後から付けられたと言うのが現実だ。

 上の記事から推測できるのも、環境保護を名目にした町の財政負担軽減がホンネだろうと思う。それは、町の一般家庭から出るゴミも有料であるという事実が物語るし、羅臼のNPO団体が、半島の岬に漂着するゴミを『エコツアー』の手段を用いて清掃している事実を鑑みて、町の財政はそれだけ危機に面していると読み取れるだろう。

−ならば、観光客が出すゴミの処分費は、観光客が払うべきだ。−


 この考え方、筆者としては概ね理解できる。町民が自分達のゴミの処分に自腹を切っているのに、我々が捨て逃げしていては、限りある住民税を無駄にさせてしまう。それに、限りある車内スペースで不快な思いをしなくて済む。二輪旅行者は如何に荷物を減らせるかが至上命題なだけに、その解決にもなるだろう。

−だが…。−


 筆者が概ね理解できるのは、ここまでである。これはちょっと…と思う部分が幾つかあるのである。

 まず、町民用ゴミ袋と観光客用ゴミ袋の価格差である。ゴミ袋を使う頻度を考えると、観光客を割高にしたい気持ちは分かる。だが、ゴミ袋による収入を処分費に充てる以上、これは立派に町の収入であり、税金と同じ意義を持っている。ならば税の公平性という部分から考えると、町民用と観光客用の価格比を3倍弱も付けるのは疑問である。
 殆どのゴミは、町民が出している現実を考えると、ちょっと人任せ過ぎではないだろうか。日々の生活で、自然に掛ける負担で考えると、町民もそれなりの努力はすべきであるし、その自然の恩恵があるからこそ観光客が集まっている事実を無視してはいけない。
 また、その価格比から生まれる余剰金の使途が、知床の環境保護に利用を限定するならば理屈は分かる。それ故、羅臼町は、観光する人間に、その使途を公開する義務もあるはずだ。羅臼町民による住民監査だと、町のことを考え、役場と癒着することも考えられる。このあたりを明確にして貰わないと、価格差に納得出来ない人間は必ず出てくる。特に我々道民は、裏金に関して“ナーバス”になっている現実もあるのだから。

−目的以外の拠出は、町民税で賄う努力をすべきである。−


 
 次に、この町条例を快く思わない観光客が、溜め込んだゴミを他所の自治体に廃棄する可能性を考えた。

 多分、これが一番現実として起こり得る問題となるだろう。その際、廃棄される側に該当するのが、斜里町・清里町・標津町・中標津町・小清水町あたりだろうと推測できる。
 斜里町を除く4町は、知床半島を取り巻く自治体で、知床ブランドの恩恵を受けることが可能な地域で、車で約1時間の範囲に位置する。
 世界遺産登録となると、斜里・羅臼の宿は限りがあるため、これら自治体へ流れる可能性が十二分にある。その際、有料や価格差を嫌う観光客は、これら自治体に廃棄物を持ち込むのは間違いないだろう。そうなると、外郭自治体から羅臼へ対する反発は覚悟すべきことで、これらの対策を今から考えておかなくてはならないことなのだが、このあたりがハッキリしていない。

−片手落ちで、条例自体が欠陥品臭く見えてならない。−
 
 
 
 もし、この様な問題が起きたとき、羅臼側の対応が『世界遺産の旨味を享受している』という主旨で不問に付すような態度を見せ、『誰が為の条例か?』問われた時、羅臼町の環境基本条例は、単なる町税収入の効率化だけを目論んだものと批判されるだろう。
 そうなれば、観光客が町民よりも遥かに高いゴミ袋を購入しなくてはならない理由は、何処にも見当たらなくなる。

 
 最低でも、この2つのリスクを考えた上で、対策や町の情報開示等の具体的な行動を見せなければ、ここで指摘する問題に直面するのではないだろうか…と心配してしまう。
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2005年06月24日

知床観光クルーザー座礁事故について

 23日、午後1時半ころ、斜里町ウトロ港発の知床岬航路の観光クルーザーが座礁し、男性1人が頬の骨を折る重傷、他25名が軽傷を負う事故が発生した。

 (※以下、北海道新聞 2005年06月24日付朝刊 第1面記事より抜粋)

【斜里】二十三日午後一時半ごろ、網走管内斜里町の通称・観音岩付近の海岸に近い海上で、「ゴジラ岩観光」(根室管内羅臼町、小林広幸社長)の小型観光船「カムイワッカ号」=長谷川正人船長(42)、一八トン、乗客三十二人、乗員二人=が浅瀬に乗り上げた。乗客は他社の小型観光船に救助され、斜里町の道立ウトロ診療所などに運ばれたが、札幌市の男性(43)がほおの骨を折る重傷を負ったほか、二十五人(男性十三人、女性十二人)が打撲などで顔や腕に軽いけがをした。

 網走海保などは、同船が通常の航路よりも沿岸に近いコースを通ったのが事故の原因とみて、業務上過失致傷の疑いで調べている。

 ゴジラ岩観光などによると、カムイワッカ号は二十三日午前十時ごろ、斜里町のウトロ漁港を出港。知床岬付近で引き返し、知床岬灯台から南西約八キロの観音岩付近で岩壁に接近して航行中、座礁したという。長谷川船長は「天気が良く、なぎだったので、少し陸側を通ってしまった」と話している。

 乗客は道内や首都圏、台湾などからの観光客。座礁の衝撃で手すりに打ち付けられたり、転倒したりしたという。

 カムイワッカ号は事故後、自力で航行し、羅臼町の羅臼漁港に到着。陸揚げされた同船の船底の後部のスクリュー付近には、六十センチ四方の穴が開いていた。同船はクルーザータイプで、事故当時は時速約三十キロで運航していた。

 ゴジラ岩観光は、流氷が知床半島に接岸する冬季は羅臼側で、夏季の観光シーズンは斜里側で観光船を運航している。二○○一年四月には、同社関連の別の観光船が知床岬沖で流氷に衝突し、乗客五人が重軽傷を負う事故を起こしている。



 自分もクルーザー観光を体験した人間だけに、他人事ではないと思い、いまキーボードを叩いている。先ずは負傷した方のご回復をお祈り申し上げます。

 この事故を受け、ゴジラ岩観光のHPを覗いてみたが、トップページに事故の情報が掲載されていない。負傷者の対応に尽力されていることで、更新の時間が取れないのだろうが、この様な対応は早期に行うことで、第3者が受ける印象はかなり違う。ご多忙だろうが、事故の『詳細』を掲載することをお勧めする。
 この事故の件に関しては、ゴジラ岩観光の掲示板に≪個別≫に記載されている。余計時間を浪費するのではないだろか?

 また、掲示板利用者も言葉に困ってのことであると思うが、この事故は『不幸』ではなく、あくまでも『人災』である。≪お客様へのサービス精神≫を以って起きてしまった事故ではあるが、被害者にも加害者にも高く付いた代償であると思う。
 このように思うのは、俺自身も『もう少し近くで見たい』と思ったことがあるのも本当のところであり、クルーザー観光を体験した方ならば、このように思った方は少なからずいらっしゃるだろうと思う。
 ただ、我々は海底の地形など知る由も無いのも現実であり、クルーザーのクルーは、『ソレを熟知している』と思って乗船しているのだから、過度なリクエストに対し、危険と判断した場合は、そのような要望を拒否する権利は持っているのだから、遠慮しないで欲しいとも思う。


 次に、同新聞の第1社会面に掲載された記事を一部抜粋する。内容的には、知床の世界遺産登録を見据えた上で、今回の事故と同規模の小型船舶がネイチャーウォッチングを売り物にして急増していると前置きしている。

 以下が、その後半部分を抜粋した記事である。

 
小型船は入り江に入ったり、岩壁に近づいたりして、ヒグマなどの野生動物を間近に見ることができるのが強み。カムイワッカ号の長谷川正人船長は「お客さんへのサービスのつもりで陸側へ寄ってしまった。十分に注意したつもりだが、慣れによる事故と受け止めており、大変申し訳ない」と話す。
 一方、道東観光開発の橋本武徳専務は「小型船は浅瀬に近づいていくが、知床の自然は遠くから見つめた方がいい。近づくと、手つかずの自然が壊れてしまう」と指摘する。
 同社の昨年一年間の乗客数は十九万八百九十三人。橋本専務は「運送業は安全第一。これから遺産となるときにこんなことで評判を落としては」と、知床観光全体への影響を心配していた。



 道東観光開発(株)と言えば、冬季は網走で『流氷砕氷観光船オーロラ』を就航させている会社と言えば、お分かり頂けると思う。この会社、夏季はウトロに船をまわし、知床半島クルーズを定期運行させている。

 ぶっちゃけて言うと、この記事を読んで「記事を書いたヤツ、なかなか笑わせてくるな…」と思ったのが本音である。
 今回の事故を受け、ライバルである道東観光開発の専務のもっともらしい意見を掲載し、小型船クルージングを遠回しに批判しているような≪クソ記事≫だと、俺は感じたのだ。
 記事にするなら、専務の「自然が壊れる」という意見を科学的に証明できるデータを掲載すべきだ。
 小型クルーザーに乗った人間として一言言わさせていただくが、陸地に接近はするが、その手前で減速するので、クルーザーが起こす波による侵食は殆ど無いだろうと感じた。波に関して言えば、むしろオーロラが起こす横波で、小型船は安全の為に減速し、波を乗り越えてから最加速している現実がある。それは無視出来ない事実だろう…俺が証言する。

−どうやったら自然が壊れるのか?−


 これが第一の不審点だ。

 次に、環境汚染の点から見ると、小型クルーザー群でもオーロラでも、観光客がカモメにエサを与えている。一回で乗船できる人数は、オーロラと小型クルーザー群では、オーロラの方が多く運送可能だ。前者は定員400に対し、クルーザー一隻につき定員60名と考え、5社がほぼ同時刻に出航しているので、約300名と計算した。
 クルーザーに乗ると分かるが、甲板のスペースが無いため、一度席に着くと身動きが取れない状態となり、海洋にエサを撒き散らすことが出来る人間の数は定員の1/3以下に限定される。本来ならば、どちらが正解…と言う話しでは無いが、撒き散らすエサが海洋に残される可能性は、オーロラの方が高いと考えられる。
 この他に、野生動物との接近を考えると、影響が考えられるほどの接近はしていない。むしろ知床5湖やフレペの草原等を訪れる観光客の方が、手つかずの自然を壊す可能性は高いだろう。

 これが第二の不審点。

 次に挙げるのは道東観光開発HPの就航船紹介ページにある画像である。

doutoukankoukaihatsu.map.jpg


クリックで画像は拡大します。


 赤い円で囲んである部分には『客引き注意』の文字がある。この客引きとは、小型クルーザーを運航する会社を指している。確かに路上には看板を持って、観光客を呼び止める光景が見られるが、繁華街の客引きのように付き纏ったり、強引なことはしていない。以前、俺も呼び止められたことがあるが、『じゃぁ、次の機会に宜しく』程度のものだ。

これって、観光地で必ず見られる普通の営業活動だろ?


 イメージの悪い『客引き』とライバルを一緒にして、注意を促すってやり方はフェアじゃないし、汚く感じないだろうか…少なくとも、俺はそう感じたから記事批判を書いている訳だが。(※上の画像に関しては、かなり前からそう思っていたのも事実である)

 現地を見て感じたのは、クルーザーを運行する各社は、「横の繋がりが強い」と言う事である。事実、俺が知床航路を予約した所と、船を出した会社は別であった。そして、各社のスタッフは気軽にお互いを行き来し、営業後は焼肉パーティーで盛り上がっていた。
 そして俺が最も感じたことは、他所の客を引き受けたからと言って、客を差別すること無く、親切に扱ってくれることだ。

 このような横の繋がりを見て知り、上のような“せこい画像”を見ると、彼らと道東観光開発は馴染んでないのだろう…と感じる。

 だからこそ、今回の事故をダシにしたような専務の意見には、、、

「テメーの所に客を呼びたいだけだろ?」


と虫唾が走ったのであり、これを最もな意見のように記事として書いた記者には、、、

「テメーの目で見て、オミソを使って書け!!」


と、笑ってしまったのである。


 この記事を見て個人的には、「絶対にオーロラには乗らない!!」と心に決めたのである。

 皆様には、このエントリを見て云々ではなく、ご自分の旅の都合で運行会社を選択して欲しいと思う。オーロラ号には、オーロラ号の良さがあるのも事実なのだから。

 
 横の繋がりが強い彼らだから、この事故を自分の事のように感じ、対策に頭を悩めているだろう…今頃は。
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2005年06月03日

知床へ 〜The messages from all of lives there (10)〜

 僅か10分の露天風呂入浴で風邪をひいたオイラは、岩尾別温泉を後にしR334との合流付近まで戻り、岩尾別川の傍らに車を止めた。

iwaobetsu_board.jpg


生き物の為に魚を守っているんだから、リリースしてくれ!!

…ってか、ここで釣りするんじゃねぇ!!


と言う主旨を、やんわりと書いた注意看板が佇む。

 まるで露天風呂レポの為に目が覚めたかの如く、用件を済ますと睡魔が襲ってきた…まだ5時前である。予定としては、午前中に知床五湖を散策するつもりだったので、ここで仮眠をとることにした。



起きたらヒグマが居た。




…なんてシチュエーションを期待しつつ、寝袋に潜り込んだ。

 
 7時頃、再び目が覚めた。カーテンを開けるとそこは…


 エゾシカだらけ(汗)。エゾシカの集団に囲まれリンチされるのでは…って程に鹿だらけの光景が広がっていた。残念ながら、相当寝惚けていたために写真は撮っていない。羅臼のホッケ未撮影に次ぐ失態である。
 車外に出て、ミネラルウォーターで洗顔をしている俺の姿を、エゾシカに逆に観察されている気分になった。

“動物園の動物達も、こんな心境で人間に見られているのかな?”


…などと思いつつ(笑)。

 洗顔を済ませ、若干時間は早いが知床五湖へ向う事にした。昨日までの晴天は何処へやら…明るくなった空は、どんよりとしていて雲行きが怪しい。

shiretoko park line.jpg


 知床五湖駐車場前。写真は、道道・知床公園線のゲートである。この先にカムイワッカ湯の滝があるのだが、落石防止工事のため通年通行止めとなっているので、ご注意あれ。


 知床五湖へ訪れる観光客の車が数台並んでいた。俺もその列に加わり開園待ちをするも、なんぼもしない内に係員がやって来て、すんなりと入園。ただ、本来の開園時間より早いため、園内の売店はまだオープンしていない。売店での朝食を目論んでいたのだが、ただ寒空の下で待ち惚けしていても空腹は収まらない。どうにも腹が減って仕方ないので、残しておいた非常食(酒のツマミ)を口にし、展望台へと向て暫くボケーっと時間を潰して再び売店へ。

tenboudai.jpg




散策の前に、、、
posted by さすらいの道民@管理人 at 23:01| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月02日

エコツーリズムは知床観光の主体になるか

 …などと、たいそな主題を付けてみたが、先般、ICUN(国際自然保護連合)が世界遺産登録を司るユネスコに、“登録は適当である”との見解を示した。
 ICUNが登録勧告した推薦物件が翻されたことは無く、7月に南アフリカ共和国・ダーバンで開催される、“ユネスコ世界遺産委員会”で※認定される見通しが高くなった。
 
 ※この背景には、ICUNが自然環境を専門とした研究集団であるのに対し、世界遺産委員会は各国の外交官レベルの集まりで、“世界遺産の主旨に合致するか”、“世界遺産の偏りが無いか”という政治的な観点などから判断する集団であるという違いがある。

 この登録勧告とともに、改めて日本側に勧告されたのが、以下の点である。

1)海域管理計画の策定を急ぐ
2)砂防ダムによるサケ科魚類への影響や対策を明確にし、管理計画を策定する
3)登録後二年以内に、海域管理計画の履行状況などを評価する調査団を招く

−その他2点−


 この勧告は、ICUNの調査官が現地を訪れた時から指摘されていた部分で、漁業規制と砂防ダムの2点は特に強調されてきた問題である。

 この背景には…。

1)今日までの世界遺産には海洋に関わった物件が皆無であり、知床の特異性(陸と海で密接に関わりあう生態系)は顕著であること。
2)海洋資源を用いた経済活動を認めながら、資源保護の可能性を探る“先鋭的モデルケース”になり得る可能性が高いこと。

 という思惑が絡んでいる。今日まで、部分的な環境保護が行われてきたが、これからのスタンダードは総合的環境保護へと移行していくことを意味し、示唆しているのだ。
 
 特に重点が置かれるだろうと思われるのが、2)の部分である。何かと問題となってきた、漁業と環境保護の両立である。これに関しては、当初の計画であった“沿岸から1km”の保護海域を“3km”に拡大した結果、今回の勧告に結びついたと受け取っても良いと思う。元々は“6km”の海域保護を要求していたICUNだが、その後の日本政府の迅速な対応(地元漁協と海域拡大の協議)とその結果、自主規制拡大という部分を鑑み、先ず知床を“世界初の海洋を含む世界遺産”としての認定を優先させ、保護状況を見ながら…と言うのが、日本政府に勧告した“2年以内の評価調査団の派遣”という部分から読み取れる。

 先ずは、“自然保護と地元漁業が妥協できた”と言う事は評価すべきことだろう。だが、海洋規制や漁協の自主規制などの効果が現れなければ、それは絵に描いた餅と評価され、自らの生業を更に厳しくする“両刃の剣”であることを忘れてはならないだろう。

 さて、登録の動きに付随して、人間はどの様に知床の自然と向き合っていくべきなのだるか?

 先ず以前より問題視されてきた部分であるのが、知床五湖の散策道を全面木道化するか否かの問題である。
 
 賛成派の意見としては、

1)知床に自生する植物の盗掘が後を絶たず、木道これを防ぐために有効手段である。
2)靴底に付着する知床圏外からの種子拡散を防止し、自生植物を保護する効果がある。

という2点に重点を置いているのに対し、反対派は…

a)知床五湖は知床観光の一大拠点であり、この工事期間の散策道閉鎖は地元経済に大きなダメージを与えかねない。
b)工事に伴い、巨額の工事費捻出は地元経済を圧迫する。

として、ちょっとした揉め事となっている。全く相反する2つの言い分。どれも重要な事であるが故に対立するのであるが、解決の道が無いわけでは無いだろう…と思うのが個人的意見である。


続きを読む
posted by さすらいの道民@管理人 at 22:51| ☀| Comment(3) | TrackBack(2) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月31日

知床へ 〜The messages from all of lives there (9)〜

 ICUNが“知床世界遺産登録”をユネスコに勧告しちゃって、登録ほぼ確実記念

 因みに赤字と内容は全く関係ないので…(汗)。

 前回はどこで話が終わったんだっけ?

 え〜とぉ…オッ、そうだそうだ思い出した。プユニ岬で夕景を撮影したところで終わったんだったな(汗)。実は文章の構成上、ある部分(ネタ)をすっ飛ばしていた。今回はそこから話が始まる。

 フレペの滝周辺の散策を終えた俺は、程よく汗をかいていた。この周辺で有名な温泉と言えば、“カムイワッカ湯の滝”や“ウトロ温泉”、そして今回紹介する“岩尾別温泉”がある。
 因みに、カムイワッカは本年より約7年間、ハイシーズン以外の来訪は規制される。この規制は知床大橋へ続く区間の斜面が脆くなり、岩石等の落下の危険が高まってきたため、その防止工事が施工されるからだ。更に言えば、この唯一通行規制が解除されるハイシーズン期間も、一般車および徒歩での通行は不可で、シャトルバスを利用する事が前提となっている。
 世界遺産登録は7月に決定する。ハイシーズンとは丁度この頃から約1ヶ月間のことを言う。くれぐれも、散策道から逸脱し、自生植物を踏み荒らしたり、盗掘などしないようお願いする。屋久島の縄文杉の問題のように、心無い事をする“バカ野郎”は必ず居るのだから。

 で、訪れた岩尾別温泉 ホテル地の涯(はて)。

iwaobetsu_spa03.jpg


 ホテルの温泉としては日帰り入浴500円(大人)は、かなりの魅力である。そこそこ広いし。但し、露天風呂だけは混浴なので、利用を考えている婦女子はそれなりの対策を。
 俺と友人は、その事実を知らずに露天で寛いでいたら、目の前をバスタオル姿のネーちゃんが猛ダッシュで走り去り、ビックリした経験がある。

 温泉セット片手に、ホテルの受付へと向かうと…


「申し訳ございません…日帰り入浴は10時〜15時まででして」

 いきなりの謝罪に、ホテルマンを演じた高嶋弟を連想したぢゃないか!!(苦笑)


 致し方なくホテルを退散する俺だが、このホテルの駐車場の下には無料の露天風呂がある。実は、ホテルの温泉にしようか、この露天にしようか迷っていた。その時、誰も入浴していない事を確認しておいたので、最終的には“コチラに入ろう…”と。
 この露天風呂は、駐車場からちょっと下を見ると丸見えなのよ(汗)。その時は駐車場に春スキーを楽しんでいた連中がわんさかと居たので、連中が入ってきたら“あずましくないなぁ”と思い躊躇っていたのだが、結局、連中が入浴する感じは無く、俺は露天風呂へ足を向けた。



…!!(汗)


回れ〜右ッ!!1・2・3!!



と、突然Uターンをかます俺。そこには、一組のカップルが周りを気にしつつ着替えて入浴しようとする姿が。

 流石にラブラブな連中の邪魔をするのは気が引ける…そんな野暮なマネなど出来る筈が無い。すっかりタイミングを逃した俺は、ウトロ市街地へ戻り、国民宿舎の温泉を拝借したのである。

 その後、某コンビニで夕食と晩酌を買い込み、ウトロ港にて車中泊を考えていたのだが、どうにも塩梅が悪く、オシンコシンの滝駐車場へ移動し、一日を終えたのである。


そして、知床で最後の朝を迎えた。。。
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2005年05月26日

知床へ 〜旅の途中ですが、番外編〜

 さて、我が貧乏旅行で最重要なアイテムであり、頼もしき相棒でもある“エスティマ・ルシーダ” ちゃん。

 彼女と共に過ごす、枢密な夜の生活を公開してしまおう… と言うのが今回の企画の主旨である。この貧乏旅行記をご愛読頂いている方々にとって、「車中泊は快適なのか?」と言う疑問があるだろう。 エンスー(マニアとも言う)な読者からの問い合わせが後を絶たないので、この場を借りて…と言う訳である。

 

 先ず、数日間の車中泊のための最低条件が一つだけある。

 それは…

 

 

“シートがフラットになるか、否か”

 

 

                                                                                                                 

 数年前、初めて知床へ出向いた時、俺の愛車は中型セダンだった。 1〜2日くらいの車中泊なら多少小さな車種でも何とかなる。事実、日産マーチで、大の男が3人車中泊して何とかなった。 1人2人ならば軽自動車でも可能である。

 

 

 

 但し、長期戦となると、就寝時の体の自由(寝返り)が出来ないので、 “Mッ気の無い方”や“拘束プレーが趣味じゃない方”は止めておいた方が無難だろう。実際、俺は3日目で体に異変が起きた。朝起きると、 体中の関節という関節全てが凝り固まっていて、ボキボキボキボキ…♪と音を立て、更に激痛が体中を襲った。

 これに懲りたと同時に、身体の老化を感じ今後の旅を考えた俺は、 「次は1BOX…」と思い、プリメーラ・カミノと離婚し、一目惚れしたルシーダちゃんと再婚(衝動買い)したのが馴れ初めである。

 で、そのルシーダちゃん(走る寝床)の写真がコレである。

 見事なフラット振り!!と思うだろうが、それは寝袋があるからそう見えるだけである。 このルシーダちゃん、7人乗りなの…セカンドシートが独立した“キャプテンシート”だから、左右に隙間があり、 サードシートとの間にも隙間が出来ている。                      

 今回は一人旅だから出来たシートアレンジであって、乗員が増えて荷物が増えると、 サードシートをフラットに出来ない。こうなると、セカンドシートを思いっきり倒して、運・助手席のヘッドレストを取っ払ってベッドを作るが、 ランバーサポートの凹凸が狭いシートを更に狭く感じさせる。今のところ、この苦痛を味わったのは俺と“さすらいのギター職人” の2名だけである…と言うか、この様なシートアレンジが出来る事を知ったのが、今年だっただけの話であるが。

 

 

 

さすらいのギター職人よ…スマンかった(笑)。

 

 さて、我が愛車ルシーダちゃんがツールとして活躍する時。

 それは…

 後部座席のムーンルーフである。車高が1910mmあるルシーダのムーンルーフを開け、 ここから上半身を出して写真を撮影することがよくある。因みに先のエントリである“airport”も、 この天窓を開けて邪魔なフェンスが映り込まない様にした…が、フェンスの更に上の有刺鉄線が写ってしまったけど(汗)。

 まぁ、この手法は車高が高い車を持っていられる方なら誰でも思いつく方法であるのだが、 プユニ岬でウトロの夕景を撮影している時、更なるツワモノが居た。ピックアップしたクロカン4WDにルーフキャリアを付け、 その上でバズーカ砲(超望遠レンズ)をセットしたカメラで撮影していた。

 

 その他の利点と言えば、寒い外に出ずに星空を座って眺められること。 そしてそのまま眠ってしまうことが出来ること。瞬く星々の歌声や、星座の物語を聞きながら眠れるのは幸せである。

 但し、眠る前に遮光用の内張りを閉めないと…

 

 

太陽によるジャイアン級の歌声(直射日光と高温) を

お見舞いされること受け合い・・・。

 

 

 北海道の日の出の時間は早い。海沿いになんか居ようものならば、 この時季だと3時過ぎには白々と夜が明ける。熟睡したい時こそ、遮光版の閉め忘れには記を配りたい。

 

 車中泊を満喫する為のアイテムもある。

 それが冷温蔵庫である。 キャンパーならばクーラーボックスは必須携帯アイテムであるが、車種によってはメーカーオプションで装備できる。

 俺がルシーダちゃんに一目惚れした最大の理由でもある…市街地で購入して、 景観の良い場所での飲食にもってこい。

 因みにこの時の内容物は…

 1) 炭酸系睡眠薬 麦味

 

 2) 同睡眠薬の中和剤

    ※時と場所により、洗顔用水ともな

     る

 

 3) 同睡眠薬から胃を保護するための

    固形薬品

    ※時と場所により朝食ともなる

 

 

 

 そしてなにより、車中泊にだけ許される特権がある。

 それは、自分が気に入った風景を見ることができる、 自分だけの寝室になること。

 ホテルや旅館では、ここまで自由は利かない。

 

自分だけの寝室を持てるかどうかは、あなた次第だけど。

それもまた、車中泊の楽しみ方である。

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2005年05月24日

知床へ 〜The messages from all of lives there (8)〜

 5月3日 13時00分

 不足の事態(前エントリ参照)に因ってウトロ港ヘ強制送還されてしまい、すっかり途方に暮れていた。クルーのアンチャンが言うところに拠ると、この様な事態は結構あるそうだ。


「だけど、Uターンは極稀です(苦笑)」



…とのこと(汗)。


hekomi.jpg
黙っていても“ネタが転がり込んでくる”俺って…


※この様な場合は規定に沿って返金される。今回の場合、カムイワッカの滝をちょっと越えた辺りなので、5000円が戻ってきた(カムイワッカ航路が3000円のため)。

 
 クルージングの案内所で温かいコーヒーを勧められ、飲みながら思案に深け入る…このまま知床五湖に向ってしまう手もあるが、天気のいい今日中にウトロ名物の夕景の撮影をしたい。そうすると、五湖全てを周って撮影していては時間的に厳しい…なにより日帰り入浴の時間帯に間に合わない。公共温泉の営業は6月からだ。
 
 頭の中でスケジュール調整をしている傍らで、案内員がしきりに今回の件を詫びている。

「6月からは常時運行しますから是非!!その時はウチに泊まって下さい!!」


 しっかり営業もしていた(苦笑)。

 今回の旅のタイトルは、“THE リベンジ”であった。もともと昨年残した“悔い”を今回の旅で…って位置づけで訪れたのだが、今回“悔い”を残す形となったと同時に。。。


“THE リベンジ -RETURNS-”



…の制作が決定した(時期未定)。

 
 さて、思案の結果、切立った崖からオホーツクへと流れ落ちる“フレペの滝”へ向う事にした。通称“乙女の涙”と呼ばれるこの滝はちょっと変わっていて、滝となる河川は存在しない。これは知床半島の地質がそうさせている。
 知床半島は火山帯である。太古の時代の噴火し流出した溶岩が、海水で急激に冷やされ硬い岩盤となった。その層の上に火山灰等の吸水性の良い地層が堆積し、知床半島は現在の形となった。知床の豊かな自然は、雪解け水がこの固い岩盤と比較的新しい地層の隙間を通って湧出する現象で成立していると言える。フレペの滝はこの湧き水が源流であり、知床五湖もまた然り…なのである。
 なので結論から言うと、当時のフレペの滝は水が流れていなかった。雪が融けて地下に浸透したばかりなのである。知床には数多くの滝が存在するが、この春先はまだ凍っていて流れ落ちていないものが多い。特に今年は例年より気温が低い日が続いており、4月にドカ雪が降ったほどである。
 
 では何故に滝に向ったのか…。

 それは単に、勇壮な地形に佇んでいた“ウトロ灯台”と、好奇心で“崖上から海を眺めたい”と思っただけの話である。

furepe_waterfalls03.jpg


 因みに俺は“高所恐怖症”でもある。途中をすっ飛ばして旅行記を再開しているので紹介はしていないが、ウトロ市街地の手前、日本の滝100選に選出されている“オシンコシンの滝”は双流の滝とも呼ばれている。その源流を撮影しようとよっと寄り道したのだが、その落差約60m。。。


怖ぇぇぇぇぇ……(冷汗)



 撮影の前に肉眼で確認したのだが、恐怖心が勝ってしまう始末。だが不思議な事に、ファインダーから覗くと、恐怖心よりも好奇心が勝り、「あと一歩前へ…」となってしまう。

oshinkoshin_waterfalls.jpg


 この写真を撮った時、木の幹に足を掛けて上体を迫り出している…正直な話、“命綱が要るな…”と≪後から思った≫ほど(汗)。真似はしない方がいい。いや、“するな”と言っておく…間違いなく新聞のネタになるだろう。感覚が麻痺していた俺ですら、最後の一歩を諦めた程に足場は弱い。


フレペの滝へ。。。
posted by さすらいの道民@管理人 at 22:41| ☔| Comment(4) | TrackBack(3) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月20日

知床へ 〜The messages from all of lives there (7) 〜

 知床 is ヒグマ!!

 

 と、見出しを付け絶叫したくなるほど、 ヒグマのランチタイム観察を満喫した。今回のクルージングの目的の一つが幸運にも達成できた。

 

やっぱり俺には旅の神様が付いている

 

残す目的はあと一つである。そう、知床半島最突端の知床岬へ。

 

 我々を載せたFOX−2(ボート)は、 二つの船外機をぶん回して再び高速航行を開始した。

 

 知床岳がどんどん近づいてくる。

 

 知床の漁師のみが、漁の期間だけ寝泊りするために訪れるルシャ地区。 このには、そのための番屋が点在する。

 その最奥地、“ルシャ19号番屋”に差し掛かり速度を落とした時…

 

 

ガクンッッ!!

 

 

 と、衝撃が襲い掛かった…車の急ブレーキさながらのGである。

 

 クルー2名が慌ただしくデッキ後方へやってきた。

 俺の真後ろにはスクリューがあり、それに何か異変が起きた様で、 俺のデッキチェアをどけてなにやらおっぱじめた。

 

 海底からロープが延びている…どうやらコレに引っ掛かったようで、 クルーがロープを手繰り寄せ始めた。水を吸ったロープは途轍もなく重い。クルーの額には汗が滲む。

 よく見ると…薄くなった頭頂部にも汗が。

 それほどまでにロープは重いのである。

 

 セッセとロープを手繰り寄せるクルー。その足元には・・・

 

 結構な長さである。

 正回転のスクリューに絡んだロープを解くには、逆回転させるのが定石。

 

 クルーは水飛沫を被り、全身ずぶ濡れである。

 俺も何か手伝いを…と思い、“小道具を渡す係(笑)”を率先した。 だから、この作業の 続きの写真は無い。この間、銛のような棒でロープを引っかき出してみたり、前に行ったり、後ろに行ったり…と。

 その結果。。。

 

 

  ロープ

 切断!!

 

  因みに・・・

  ロープはスクリューに絡んだまま。

 

 

パイロット(水先案内人)の若いアンちゃんが徐に呟いた一言は・・・

 

 

 

スクリューが一個しか回せないので速度が出せません…

 

ウトロ港へ

戻ります。

 

申し訳ありません。。。

 

グッバイ、、、知床岬・・・)/ ^^^

網に掛かって漁港へ戻る・・・

 

 

俺らは魚か?!

 

 

 やっぱり俺には旅の神様が… 毎回なにかしらのハプニングが起きるもんなぁ。。。

 

 

 速度が殆ど出ないなか、なんとかカムイワッカの滝の沖まで戻ってきた。

 その時…

 

 

 

 “まだココから1時間近く掛かるので…”

 

  とのことで用意された、救助艇。

 

 

乗換完了之図

 

 

 

エッ?! アンタは…?

 

 

 

 

 

コレに残らなきゃ、 “続きの写真”撮れないでしょ!!

 

転んでもタダでは起きる気は無い。

 

ダメになった時点で、ソレはソレで計算してるって。

 

  港に辿り着くまでの時間は、沖合いから半島の写真撮影に明け暮れた。

  行きは航行速度が早くてピントが合わない、AFに切り替えても、揺れて照準がずれるから、ピントが常時違う所で合ってしまう。

 結局は、MFで撮影したんだけど、潮がレンズに付着して “クリーニングしながら”だから、とにかく忙しい。

 後から写真見ても、景勝地の名称と写真が一致しないだろうな… と思ったら案の定、全然分からない始末であった。。。

 

 

 

 

mayuge_dog.jpg

お前に癒されたよ(苦笑)

posted by さすらいの道民@管理人 at 23:42| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月18日

知床へ 〜 The messages from all of lives there (6) 〜

≪人間が動物の生態変化を促す実例≫

Okhotsk blue.jpg

我々を載せたボートは


sea.jpg

切立つ溶岩性の断崖を見上げ 奥地へ


waterfalls03.jpg

柱状摂理の断崖から海へと注ぐ山の恵みは


sea gull_09.jpg

海で生きるものに輝きを与える


monitor02.jpg

滾々と湧く自然の温もりもまた


kamuiwakka.jpg

辿り着く終着駅は生命の源 母なる海へ


blue.jpg


そして生命は メビウスの輪の如く輪廻する
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2005年05月17日

知床へ 〜 The messages from all of lives there (5) 〜

緊急特別企画予告(ネタ)編 

≪人間が動物の生態変化を促す実例≫

 

 今回はいつものエントリと手法を変える事にする。これまでは時系列に沿って知床を紹介し、 その中でキャプションを付加して問題を取り上げ、メッセージを送ってきたつもりだ。本来ならば次の行程である移動中の自然… 知床半島の世界自然遺産登録を取り巻く周辺自治体について触れるべきと思っていたのだが、どうにも内容が煮詰まらない。

 このままでは“無駄に時間だけが過ぎていく”と判断したため、舞台を斜里町ウトロに移し、 そこから再開する事にした。

 

 5月3日 09時00分 斜里町宇登呂地区

 ウトロは知床半島の中で最大の温泉宿泊施設数を抱える小さな地区である。 ちょっと時間があれば歩いてでも周辺の散策が楽しめるほどだ。そしてもっとも知床半島を堪能出来るだろう各種の企画の一大基地となっている。

 

 

 

 

 

夕陽に染まるウトロ

 

 今回の旅の企画で羅臼の漁師へのインタビューと同等の重要度と位置づけていたのが、 知床岬への訪問だった。ウトロの手前で撮影を終え、市街地入りしたのが午前9時頃。

 交通手段の無い知床岬へ向うには、 ここウトロから観光船やクルーザーなどで海上からアプローチする以外に手は無い。入林許可を得て徒歩で…という方法もあるが、 以前得た情報では“激しい地形のために4日は必要”だと…一般客には現実的ではない。

 そこで今回利用したのが、“(有)知床遊覧船”さんである。 ウトロ港周辺ではこの様な海上観光を扱う業者が数社あるので、ご自身の都合にあった配船スケジュールの会社を利用されると宜しいかと思う。

 この季節(四月下旬〜五月)、 カムイワッカの滝で折り返しする航路は常時運行されているとのことだが、知床岬航路に関しては、 乗船人数や波浪の影響で不定期の出航になるそうなので、電話で確認を取るといいだろう。

 

因みに知床岬航路の出航時間は午前10時。所要時間、約3時間45分である。

 

 簡単な乗船手続きを済ませ、出航までに必要な措置を執っておくこと。

 

 俺の場合、船だけは100% 酔う自信がある。どんなに酒を飲んでも記憶だけは失わない男が、船には滅多打ちにされる。

 

 あ゛…俺、嘘ついた。

 

 

               … 素敵な女性にも酔うな(汗)。

 

 

 出航までの約1時間、コイツと

“ムツゴロウ級

で戯れた…生後45日のゴールデンの仔犬。聞けば知人に頼まれて、他所から貰って当人に渡したところ、 そこで飼っていた猫が飛びついてどうにもならない…との理由で送り返されてきた“ドナドナ犬”だそうだ。

 

                                                          

                                                                                   

                                                            

 散々“かまってくれ〜”とジャレてきさくせして、カメラを向けたらシカトされた。

この時、里親を探していたようで、

 

我輩はイヌである。名前はまだ…早く付けろ、 ヾ(;`Д´)ノゴルァ!!

状態であった。出来るならば連れて帰りたかった・・・il||li _| ̄|○ il||li アレルギーサエナケレバ・・・

今頃は…お隣の“ゴジラ岩観光” さんのトコのにいさん宅に引き取られたのかな。

 

次回行った時、聞いてみよう。

 

 9時45分 出航15分前

 

 知床遊覧船で手続きを済ませた人間と、他所で予約をした人間がミックスされた。 まだ本格的なシーズンを迎えて無いから共同運行のようだ。その待合所でも がスヤスヤと眠っていた。(※画像をクリックすると犬が起きます…覚悟して下さい

 

  FOX−2

 双発船外機の中型ボート…クルーザーではなかった(汗)。

 因みにFOX−2とは軍事用語であり、熱追尾式ミサイルを発射する際、 味方に注意を促す号令の様なもの…らしい。  

 

                 

 

 

                           

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 目指すは知床岬。“OKHOTSK Blue” が広がる海原を、風を切り疾走する。

そして・・・ 

 

ヤツと出遭った。                                                                 

posted by さすらいの道民@管理人 at 16:29| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月15日

エッ!!そ、そうなの?!(知床徘徊記ネタバレ覚悟のエントリです)

Yahoo!社会ニュース 5月13日付 毎日新聞記事より抜粋

<ヒグマ>エゾシカ捕食の瞬間 知床半島で撮影

 世界自然遺産の推薦地・北海道知床で、餓死したとみられるエゾシカをヒグマが雪渓に引き上げ、食べようとしている瞬間をとらえた。エゾシカとヒグマが高密度で競合する知床では近年、雑食性のヒグマが、エゾシカを新たな捕食対象にし始めており、北海道環境科学研究センター(札幌市北区)の間野勉研究員は「ヒグマの食性に変化が起きている」と指摘している。
 写真は今月上旬、斜里町の半島先端付近で撮影した。ヒグマは性別不明で中型の成獣。エゾシカは体重70キロぐらいの雌で、海岸線近くに倒れていた。
 道が82〜86年に知床のヒグマのふんを分析したところ、調査した171個のうち、エゾシカを食べた痕跡は1個しか確認されなかった。
 しかし、知床など道東一帯でエゾシカが爆発的に増えた91〜97年に同センターが道東北地域で捕獲されたヒグマ計171頭の胃の内容物を調べたところ、4分の1の43頭がエゾシカを食べていたことが分かった。特に、サケや木の実などの餌が乏しくなる秋から冬が約43%と出現率が高かった。
 知床半島は、ほぼ全域が鳥獣保護区となっているためエゾシカが急増しており、現在は1万頭ほど生息しているとみられる。エゾシカの個体数の増加と比例して、ヒグマが餌として、依存度を高める傾向を見せている。【本間浩昭】



へ〜ぇ、ヒグマってエゾシカを殆ど食ってなかったんだ…知らなかった。。。







んじゃ早いトコ、知床徘徊記を再開しなきゃ…ね。




誰か写真買わないかな?(爆)


皆さん、お楽しみにネ(ハート)。




ちょっとだけ見せてア・ゲ・ル♪
posted by さすらいの道民@管理人 at 20:57| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月12日

知床へ 〜The messages from all of lives there (4)〜

 羅臼を訪れた際、俺には必ず立ち寄る場所がある。

rausu_map.jpg

 羅臼町相泊地区 一般人が到達可能な知床半島の最奥地である。そもそもここに訪れる理由と言うのが、メンタルな部分を再確認するため。

aidomari_guide board.jpg

“もっと奥へ…知床岬へ”
 

 その願いを、達成したという気持を忘れないために訪れているのである。

 そして今年、その夢がとうとう叶う時が間近に来ている。

kunashiri_island.jpg


“ひたすら果てへ…望むは国後の島影は近くて遠い存在”


 国後を見るたびに思うことがある。終戦直後のドタバタに乗じて、旧ソ連軍に占領された北方四島。これは彼らの思惑にとって“足場”でしかなかったこと。その標的は…

北海道


 ファシズム・軍国主義の一掃、アジアの開放という綺麗事の背後には、アメリカと旧ソ連の主義勢力拡大の思惑が絡んでいる。簡単に言うなら“自由vs支配”と言う、東西冷戦のハシリであった。戦後アメリカは日本を統治するが、それは日本を“共産主義の防波堤”と位置づけていたから。日本の米軍基地から、朝鮮やベトナムへ出向いたアメリカ軍の数がソレを物語る。たまたまアメリカが統治したことで、我々は自由を享受している…ボタンを掛け違えていたら、今の北海道は“北朝鮮”と同じ道を歩む可能性をはらんでいたのだ。下手すりゃ、スターリンの粛清で…この世に存在していなかったかもしれない。
 そして思うことがもう一つ…これはあくまで極論だが、北方四島が日本に返還され開発と言う名の環境破壊の道を歩むくらいならいっその事、帰ってこないほうが…と思うのである。旧樺太…現在のサハリンを見ると本土に近い分、開発によって環境が破壊されている。オホーツク名物の流氷だって、年々減少している事実もある。
 北方四島は知床に近い。その生態系は密接に関係している…可能ならば国と言う垣根を越え、この四島も世界遺産として含めた方がいいのではないかと個人的に思っている。


aidomari_lucida.jpg 相泊に到着。

 ここには日本最東端の温泉が出来る…シーズンになると。だから今年も入れなかった。


 車を道道の終点に停め、小さな相泊漁港周辺を撮影したのだが、潮の香りに紛れて獣臭がした。羆(ヒグマ)を期待して周囲の崖を見渡したら、そこに居たのはまたしてもエゾシカだった。

aidomari_deer02.jpg


aidomari_deer01.jpg


 知床に来て感じる事は、エゾシカが人間の生活するエリアにまで姿を見せること…頭数が増えすぎて山に食料が少ないこともあるだろうが…野生と人間の棲み分けが崩れ去っているのを感じた。


 
港に戻ると、地元の青年が船を陸へ上げていた。これから連休?(笑)

young_fishermen.jpg

“過疎が進む田舎の未来は君たち次第だ…頑張れよ”


aidomari_girl.jpg

“小さな体に楽しい思い出と知床を詰め込んだ”



aidomari_port.jpg

“この海と山と空は果て(知床岬)へと続く”



aidomari_reflection.jpg

“夢を叶えてあげる 空と海が温かく優しく微笑んだ”





腹減った〜。。。
posted by さすらいの道民@管理人 at 22:02| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 知床関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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